スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

『贖罪』

柔らかな冷たい貴女の頬に触れ
生を実感した秋の日
重々しい空気の中何故か貴女は居なくて
貴女のフリした何かが寝そべっていた

好きなソングをかけたって
声をかけたって
それは何の意味を為さない
ただ無駄な時間だけが過ぎて行く

愛で満ち溢れているこの部屋で
虚しさばかりがこだまして
呼吸もままならなくなるくらい
陳腐な世界に反吐が出た

もう会えないなんて思いたくない
でもあの笑顔にいやされる事は無い
私達に出来る事なんてたかがしれている

貴女が居ないと私は三日月のよう
永遠に欠けたまま…
前の記事へ 次の記事へ