インプラントは人工歯根に義歯を装着するものですが、この義歯にはセラミックが用いられることが最も一般的だといえます。


セラミックの利点は、プラスチックの差し歯よりも硬く、歯磨きで劣化しないことですが、見た目を損なわず、機能面でも優れた人工歯の成形には、作成を担当する歯科技工士の技量がモノを言います。


人工歯の製作には、高い技術と美的センスが要求される作業です。


当然、一つ一つの義歯の作成には時間もかかるので、その分、インプラントの人工歯は、従来の金歯よりも高額になるのです。


厳しい条件をクリアしない限り、インプラント治療は保険は適用されず、全額自己負担の自費診療です。


医療費控除の対象なので、ぜひ受けましょう。


医療費控除は職場の年末控除の対象ではなく、個人で確定申告をして治療費を収入から引くことができます。


確定申告で忘れてはならないのは歯科医でお金を払ったときにもらう領収書がお金を払った証明になるのでもらったものはしっかり取っておいて暦年で申告することになるので、保管しておいてください。


ごく普通の歯科医院で、外来診療を受けてのよくあるケースのインプラント治療でも、院内感染の心配はあるものです。


ですから、歯科医院を決めるときに感染症対策についても調べ、納得した上で決めることが、重要事項の一つになります。


感染症対策について、具体的な取り組みをホームページ上で公開している歯科医院も当たり前のようになっていますから、あれば必ず見ておきましょう。


インプラント治療を始める前に、費用を調べておきましょう。


この治療は治療費を確保してから始めなければなりません。


保険適用の可能性もゼロではありませんが、一般的なケースではなく、普通は治療の全てが自費になるのが負担が大きくなる原因です。


安くできるケースで十数万円、高価な材質を選ぶなどで費用が数倍にもなる可能性があることを承知しておく必要があります。


インプラントが固定され、義歯が不自由なく使えればインプラント治療も終わります。


それからも定期的に歯科医に診てもらう必要があるため異常がなくても維持費は必要になります。


多くの場合、三ヶ月に一回くらいで歯科医に診てもらうことになります。


定期検診を受ける費用は保険がきく治療がほとんどなので、三千円程度かかることが多いです。


従って、年間1、2万円くらいの出費は必要です。