続き千影さんからのバトン!
[続きを創作しちゃおうバトン]
以下の文章から皆様が連想した文章を書く簡単なバトン!
(余裕があれば連想して考えた文章に合うキャラやCPを記載しても面白いかもしれません。)
※バトン用に考えた文章を勝手に改ざんという行為は禁止。
バトンは全てで10題あります。
■絶対に、君を離さない。
「か…い?」
遠退く意識の中、必死にあたしを呼ぶのは柳沢芥。
ある日転校してきた美少年は自分は黒龍で次代の龍王だというあたしを迎えに来たとか言っていたが
そんなの最初っから信じられるわけがなかったが
人間離れした運動神経に驚異的な回復に人間ではないことはわかった。
あたしの国だという龍ノ国へ来いと双子の兄と共にそれまでいろんなことがあったが
龍ノ国へと続く扉まで辿りついたあたしたちに待ち受けていたのは
新しい王を認めない龍たちの妨害であった。
龍たちが巻き起こす風に吹き飛ばされそうになる私の身体を芥は離すまいと抱き寄せた。
「ずっと待っていたんだ…
やっと、みつけたんだ…っ
絶対お前を離すかよっ!」
そう呟き力を篭る腕の中
あたしの意識は別の力により何処かへと飛ばされた。
■抱き締めてくれる?
≫『やっぱ好きな人に優しく抱き締められたら幸せだよね』
年頃の女子の会話はいつも大概はこんな話題ばかりだ。
愛だの恋だのと騒ぐ女子の話を右から左へと聞き流しながら窓に視線を向け溜息をつく。
お前ら、夢みるくらいなら今はそれよりも高校受験を頑張れよ…
そう言ってやりたいが人のことは言えないと苦笑した。
『ねえ、由希は誰に抱き締められたい?』
そんな俺の耳にはひそかに想いを寄せる女子へと話を振られた。
『というより好きな人いるの?』
一人がそう言って笑えばみんなして笑った。
「皆、失敬だな!好きな人くらいいるよ」
それに興味津々に聴き入る女子に由希は苦笑した。
『ならだーれ?』
そう尋ねてきた女子生徒の言葉にこの先を知りたい俺と知りたくない俺がいる。
そんな俺の気持ちを知ってか知らずか由希は満面の笑みを浮かべながら口を開いた。
「あたしは、シロちゃんを抱き締めたい」
やはり由希は由希だった。
友達はやっぱりかと苦笑するが
みんなの反応がイマイチだったのか不服そうに由希は頬を膨らませていた。
拗ねる彼女が無性に愛しくて抱き締めたくなった俺がそこにいた。
■涙なんかもういらない。
≫まだこの国…いや世界が出来る前のこと
後この国を作り上げた宗主が現れるまで世界は常に争いが絶えなかった。
人間ならば弱いのは女、子供、老人だが
この世界…
龍ノ国では子供だけが弱い存在。
まだ力の使い方を知らない子供は大人たちの争いに巻き込まれ多くの命が失われた。
どれ程の親が涙を流したか…
そして母は子を失った悲しみを新な悲しみを生み出すことを知りながらも
憎しみを持ち争い始める…
なんともいえない悪循環…
我々は力を持ち過ぎてしまったはがりに回りに及ぼす影響を知らない。
そんな戦いの中に新しい命が誕生する
私はそのまだ小さい子龍に何かを感じた。
今まで感じたことがない高揚感。
戦いでもこれ程の興奮したことはない。
これが私と後に宗主となる者との出会い…
「聖…
この国には悲しみが多過ぎる
私はこの国を…世界を子供たちの笑える世界にしたい」
「――がお前が望むならば私の力を全てをかそうぞ」
■その笑顔が
≫まだ、小さな小さな命。
この世界に生を受けたばかりだが
世界はまるでこの子を祝福しているのかのような蒼い空…
昨日まで降り続いていた黒い雪雲は去り、白い雪が朝日に光り輝いている
そうだ。
この子の名前は由希にしよう。
雪のように純粋に
いつもこの空のように自由な心で笑い
まわりを希望を与えられるような子に育ってくれますように…
そう妻に話せば『少し期待をかけすぎ』と笑われてしまったがこれ程いい名前はないと自惚れでも構わない。
『でもいい名前ね。
由希…
これが貴女の名前よ』
妻はそう呟きながらすやすやと健やかな寝息を起てる娘の額に唇を落とした。
それがくすぐったかったのか娘…由希は身じろぎをしながら笑った。
たったそれだけの笑みに私達夫婦の間には幸せでいっぱいである。
”生まれてきてありがとう”
■君のためなら何でも出来る
≫まだ若い我らが主…
双子の白龍と黒龍が連れてきた時は驚いた。
まさかこんな幼いとは
しかも女史だときたものだから始めは信じられなかった
だが白龍と黒龍が主を間違えるわけがない。
彼らは代々王に付き従い
世代が変わる度に次代の龍王を捜す役目を生っているのだ
それは周りから指図されることではない
血が…
白龍と黒龍の血がそうさせているのだ。
まだ若い我らの主…
王を護り、支えるのは家臣である私の役目…
愛しい貴女の為ならばいくらでも私たちの力を振るいましょう
■さようなら、愛しい人
≫いつも貴方はそうだった…
出会いも突然で別れも突然…
私が伝えたかったことも聞かずに貴方は戦いに行ってしまった。
貴方は知っているのかな
もう伝えることは出来ないけれど
私の中には新しい命が宿っていることを――…
あれから貴方がいなくなってから随分月日が流れたが
やはり貴方は帰ってこない…
いくら気の長い私でもこれ以上は待ってはいられない
もうそう長くはない命に改めて私と貴方-リュウ-との流れる時が違うのだと思い知らされる。
”ごめんさい――…
私が先に行くことを許して下さいあなた……”
■繋いだ手
≫隣で恥ずかし気もなく笑顔を振り撒く彼女
できるならその笑顔はオレ以外のヤツには見せて欲しくはない…
そう考える自分に頭を振った。
一体オレは何を考えているのだというのだ!
彼女はオレたち一族にとっては護る王である
王はオレだけの為に存在するのではなく
龍ノ国、民全員の為に存在する
そんな身勝手な思い込みで王を一人占めするわけにはいかないのだ!
それに我ら闘神一族の長であるオレがそんなことをしては一族に立てる顔がない。
頭を押さえ振るオレを不思議そうに首を傾げながら彼女は不意に腕を掴むと引っ張る
半ば引きずられるように連れて行かれた場所はさざ波が聞こえる季節外れな海辺。
寒いのになんでわざわざ海なんか…と眉根を寄せるオレに掴まれた手がギュッと握られた。
温かい…
こんなにも人の温もりは温かいのかと昔父との思い出を思い出しながら握り返した
もう冬はすぐそこだ
「ねえ、氷李
海が凍れば巨大スケートリンクになるね」
そんなオレに期待を込めた視線を向けてくる彼女だがそれは流石に無理な話だ。
■地に刻まれし足跡は
≫雨降る日はどこと無く寂しい気持ちにさせられる
前を黄色の雨合羽と長靴を履きながら嬉しそうに走る幼い妹。
水溜まりが撥ねるのも構わずバシャバシャと跳ね回る姿はまだなにも知らない。
これから妹に降り懸かる運命に――…
水溜まりは妹がバシャリと踏み入れる度に波紋を浮かばせ広がる
そして水面が落ち着く間もなく次の水溜まりへと飛び込む妹は楽しそう。
いつかは妹も離れていくだろう…
そう思うと何処の馬の骨ともわからないヤツに可愛い由希をやらなきゃいけないと思うと腹が立つ!
たがそれは仕方がないことでいつかは来る別れの未来に今だけはオレが一番だと思われていればいい
だから今は今を大切に…
見えないがここにオレたちが存在していたという記憶を刻もう…
■澄み渡った青空は
≫吹き抜けていく風は何処までも優しい…
頬を伝う涙を拭うように優しく撫でる…
”失恋”
人間よりも長生きな私たちが初めて経験した気持ち…
私たちが貴女様をどんなに慕おうと
貴女は違う方を見ておられる。
見上げた空は思わず笑いたくなるような蒼い空
この純粋な空に全てを吐き出そう
いくら違う方を見ていようと私の中から貴女様の想いが消えるわけではないが
今だけはこの空に免じて貴女に想いを伝えることをお許し下さい
■君と眠りにつけたなら
≫私と貴女とは生きる時の流れが違う
そんなこと出会った時からわかっていたというのに願うのは共に老いること
だがいくら一国の王だとしても
強い力を持つ私でも流れる時を変えることはできない。
長命な我々-龍-
と短命な人…
もともとは
相容れない存在だが
眠る時はどうか同じであればいい…
■回したい方がいれば回してあげて下さい。(アンカー・フリー表記OK)
≫フリー
※マジお疲れ様でした!
何気に出したキャラは私が作った創作小説のキャラです
みんなね
名前出してないけど視点はみんな違うキャラなんだ!
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