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パラダイス・ロスト




図書館で予約していた本がやっと読めました。
頭脳戦好きな私にとっては、このシリーズは大好物です!
『誤算』が特に楽しめました。
スパイ視点で語られるお話が私は好きです。過去の作品で言うと『亡霊』も好きですね。何故か心に残ったまま、ずっと居座り続けています。思い出す度に、なんとも虚しい気持ちになりますけどね。

…あぁ、でも今は、読みたいより何か書きたい!

紫闇の玉座




ようやく…! ようやく読み終わりました!
纏まった時間が取れず、本は手元にあるのに読めない! という苦行からようやく解放されました。
でも上下巻一気に読むことが出来たので良しとします。




読了後の感想はというと……第一に、まあ、詰め込み過ぎだな、と(笑)
それでも物語の中にぐいぐい引っ張り込んでゆくその力は純粋にすごいと思いました。
私はまず最初にペラペラと流し読みしてから読みにかかるタイプなんですが…いつもは絶対に見ないようにしてる最後の一文を最初に見てしまい、鳥肌が立ったものです。
だから、やっぱり秀麗はあのまま死んじゃうんだななんて思いながら読んでいたら……なんですかあの終わり方は!
最後駆け足過ぎるでしょう!? …となりました。
余韻もなにもあったもんじゃない。
素晴らしい文章が書ける方だとわかっているが故に、つい“もっと最高で完璧な終わり”を求めてしまいます…私の悪い癖です;
そして作中で何度も出てくる、『奇跡は起きない』という言葉。
…確かに、人知の及ぶ…人の為せる技は“奇跡”とは呼ばないかもしれない。
でも、“奇跡的展開”であることは紛れもない事実で物語の中では人が積み重ねてきた先の結果であっても、読者である私には奇跡だとしか映りませんでした。
いや…まさに王道な感じで、私としては好きなんですけどね^^;
大団円過ぎて、都合良すぎるだろ! と思うだけで。
それでも素晴らしいことには変わりありません。
この長い長いシリーズを完結させただけでも拍手ものだと思います。
ぜひとも外伝を出してもらいたい。




そして最後に今の私の最大の悩みどころ――朔洵と晏樹が兄弟とか…、私はどうすればいいんだ…。
この事実を今更盛り込んでも大丈夫なんだろうか、私。
…なんか、立てたプロットが目茶苦茶になりそうな気が;;
幸か不幸か夢主は晏樹嫌いな設定なので、やろうと思えば簡単に盛り込めてしまう…。
早まるな、私!(笑)と思って敢えてここに書いてみました…本当にしてしまったらコレはネタバレになるのか…!?
…………慎重に行こうと思います。

いくつもの謎が明らかになり、随分と書き易くなりましたし…執筆、頑張りたいと思います。
今のところ、やっぱり私の最難関は悠舜だ…。

猫鳴村のダキニ

…少し前に読み終わった作品(電子書籍)なのですが未だに後味の悪さが消えません。
何がダメって、食人のシーンがあまりにリアル過ぎて…。
普段から肉はあまり食べる方ではないんですけど、余計に食べる気力をなくしました;
梅津さんの作品の中では私的には『オグロサマ』が好きです。
多分、次がコレ。
共通するのは“不気味な因習に囚われている”ってところでしょうか。
一々描写がリアルであたかも自分がその場にいるかのような錯覚に陥ってしまいます。
鳥居のところなんかは特に。
もし自分が…と考えると心をどうにか納得させたとしても身体が拒絶反応を起こしそうな気がします。
歴史を絡めたトンデモ話は、中途半端に詳しいばっかりに「やり過ぎだろ…」と失笑。
長いお話だったのでぼちぼち読んでいたところ(ミケサンだのシンセンサンだのの話を読み終わったところ)でふとニュースを見ると…『神様のごはん』の特集で、御饌やら神饌が映し出されているではありませんか。
あの瞬間は凍り付きましたね…タイムリー過ぎて嫌な汗をかきました(;´Д`)
うーわー…笑えなーい的な。
作中で出てくる『山月記』のお話は私にとって思い入れの強い作品だったので、最後の方のあの言葉が妙に耳に残る台詞となってしまいました。

“ココハ、ヒトクイドラノ、カリバ”

事あるごとにこの台詞を思い出します;
いい加減、忘れたい…。
ここに書いたことによって、少しは紛れたり薄れたりしてくれるといいんですが…。

紫闇の玉座

彩雲…ついに完結するんですね。
上下巻に分かれていて上巻が6月1日、下巻が7月1日に発売らしいです。
そろそろかなぁと考えていたところだったのでビックリはしませんでしたけど……またいつもの焦燥を感じます。
続きが知りたいはずなのに、まだ知りたくないというか…読むのを急かされている気がするというか……とにかく、何故かいつも焦りを感じる;
しかも“紫闇の玉座”というタイトルからして重そうですよね…。
劉輝はどうやって現状を打開していくのか…秀麗の身体はどうなってしまうのか…。
やはりそこは気になるところです(゚`;)
今でも発売日を知って気が気じゃないってのに上巻が出てからの一月…待てるのか?←

…拙宅の連載も頑張ります!

プラチナデータ




たまには殺人の起きない本が読みたいなと思っていたのに、図書館で予約していたこの本が手元に来るとは…。
重いを通り越して、シリアス過ぎるよ!
将来有り得そうで怖い話ですよね。
“完璧”や“絶対”などなく、あらゆるものには裏があるのだと思い知らされます。
権力者に逆らえないのも全くその通りで国民は正確な情報すら得られているのか怪しいと思います。

『信じられるのは自分だけ』

それさえも揺らぐとなると、苦悩するでしょうね。
私は多重人格ではないですが、記憶の改竄については時々恐ろしく感じます。
とにかく忘れたいことを完璧に忘れることができること。
消そうと思って忘れたことは思い出すこともできませんし、思い出すことに思い至りもしません。ほとんどの場合。
それが物凄く危険なことなのだと、最近になってようやく気が付きました。
自分にとって根幹を揺るがすほど大切なことを忘れていると知ったとき愕然としましたもん。
その時は本気で背筋が冷たくなりました…。
多分、記憶の欠落に等しい。
それもあってか、よく文章を書き残すようになりました。
忘れてないよな? という、確認の意味で。
話は逸れましたが、この本を読んでいて、その時のことを思い出して怖くなりました。
その時のことを忘れてなくてよかったですが;


あぁ…次こそは明るい内容のものを読もう!
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