ツイッターで流した140字短文。
【ダルミルソノ?】
「部屋を取ってあるんだ」
ダルファーがカウンターに置いた掌を退けるとシンプルなカードキーが鎮座している。
それを横目で見やり、ミルコビッチはその薄い唇を開いた。
「チェンジ」
「誰とだい!?」
「決まっているだろうソノダ君だ。誰が図体のでかい男とベッドを共にするかねソノダ君を出したまえ!」
きっとその後は
「キミがソノダ君と寝るんだったら僕がソノダ君と寝る!」
「お前は私とソノダ君とどっちが大事なのかねこの浮気者!」
みたいなやり取りになると思う。
【ダルミル】
「どうしたんだい君が泣くなんて珍しいね。怖い夢でも見たのかい?」
ああ、私は泣いているのか。
ダルファーに指摘されて初めて頬を伝う水の存在に気付いた。
「…お前がソノダ君とキスをしている夢を見た。お前は随分と幸せそうでね。思わず笑ってしまったよ」
その光景を壊れてしまえと願う自分の醜さに。
執着をみっともないと思っているミルコ。
つか、うちはダルファーの口調もミルコの口調も曖昧なんだけど合っているのかい。
【マクミル】
「こうして欲しかったのでしょう?」
組み敷いた身体に掌を這わせ、屹立して先走りを流す熱に指を絡めれば彼の人は声を荒げる。
「やめろ!」
「Aye,sir」
私は速やかに手を引き、腕を後ろで組んだ。
解放されたのに苦々しそうに私を睨み上げているその人。
さぁ次の命令を。
私は犬ですから。
これだけだと一方的にミルコを責めてるマクレガーだけどミルコは喜んでるんでいいんです。