先月台風で流れたカラオケ、昨日して来ました。
大人六人、子供四人の計十人、あっと言う間の二時間でした。
檜の勤め先のユーカリ社長家族と、
マギーの英語の先生のアメリカンブルー家族とです。
子供達はアニソンやトレンド物、
大人達はお国柄、米英ヒッツや中国、沖縄の歌。
マギーはアメリカンブルーと、プレスリーをデュエットしました。
最初はちょっと恥ずかしそうに、でも直ぐ慣れて一緒に歌う子供達を見てると、
知らない間に何処かで心を偽ったり繕ったりしてる自分が悲しくなって来ました。
大人なんだからそうするのは極当たり前の事なんでしょうけど。
欲しい物は欲しい、嫌いな人を思いきり打ちのめす。
駆け引きができないマギーにそれらがもし許されるなら、感情を爆発させたい。
周りにはそう見えないかも知れないけど、マギーはいっぱい我慢しているんですよ。
今年初めてダウンコートで出掛けました。
着替える時、外は風が強そうだったから。
コートの下は、襟ぐりと袖口が白い、気持ちだけオレンジ掛かったピンクのシャツ。
黒のパンツにグレーと暗めの紫のチェックの半袖チュニック。
腰のリボンを前に結ぶか後ろで結ぶかで模様が変わり、雰囲気も変わるとか。
いずれも秋口から着れる薄手の物。
ダウンコートってこんなに軽かったかしら?
風呂上がりの頭にこんなに風が冷たかったかしら?
それだけ髪が薄くなってる証拠ね。
けど、陽射しは夏の終わりみたいに顔を刺します。
冬のそれはもっと柔らかくなかったかしら?
オゾン層が薄くなってるからなの?
映画「いつか見た青い空」で、黒人男性が全盲の白人女性に説く一シーンが、
太陽を真正面から頬に受けて歩いていると、ふと浮かびました。
彼は彼女に光と影の関係を、引いては他人との関わり方までも教えます。
太陽を背にすると、自分の影が足下から前にでき、行く先を示してくれます。
真っ向から角を突き合わせるんじゃなく、他人を味方に付ける賢明さを教えます。
マギーは時々、その賢明さを何処かに置き忘れるんですね。
【もう聞く事はないかも知れないと思ってた着メロが、その日鳴った。
その男だけに選んでいる、彼が以前好きだったゲームのテーマソング。
迷う事なく、携帯の通話ボタンを女は押していた。
「久しぶりだね。 元気?」
我先に飛び出したい質問達を、心を必死で押しやり、さり気なく女は尋ねた。
「話はいっぱいあるけど、今は話せないよ」
男も言葉を飲み込み、電話を切ろうとした。
彼だけのメロディコールを女が今も変えていないのに、男は戸惑ったのだろう。
男にとってそれが嬉しかったのか、かえって心苦しかったのか。
前者であって欲しいと女はそっと願った。
絶対に言える事は、一年数ヶ月の空白も蟠りも、女の中には最初からなかった。】
小説なら、こんな書き出しで始まるのかしら?
懐かしい声を聴いたのは十二日の事でした。
勇気を出して電話くれたあなたに、マギーは今度こそ素直になろうときめました。
真実は一つと言うマギーに、真実は見る人の数だけあると応えた人がいました。
そう言う見方もあるのかと受け止めながらも、真実は一つと信じて来て良かった。
出てました!
十六日補聴器健診で県庁所在地に行った時、買いました。
白い大きい付け襟のセーター。
そう、襟が取り外せるんです。
ふんわりセーターに乗っかってるだけだから、他の服にも使えます。
大昔に流行ったと聞いています。
これ、ずっと欲しかったんです。
それに、白とグレーと黒のグレンっちぇっくの巻きスカート。
あ、セーターは臙脂にしました。
他にも肌着や、仕事用に少し厚手のズボンも。
プロバイダーを変えた時に貰ってた商品券で買いました。
無期限と言われてたけど、お店で出すまで不安でした。
だって、プロバイダーを変えたのはもう三年半前なんだもの。
半分は貰って直ぐに使ったけど。
本当を言うと、商品券の残りを何処に仕舞ったか忘れてたの。
後千円残ってますよ。
誰か、一緒にお茶しますか?
昨日は二ヶ月ぶりの肝臓の検診日。
採血とエコーと診察とで大学病院まで。
前回、ランチで失敗したので、今回はお腹に優しい、財布にも優しいメニュー。
南瓜のそぼろ餡掛け、野菜と卵の炒め物、
白ご飯小、味噌汁でしめて560円。
朝風呂中、何処からか芋を煮ているようなほっこり良い匂い。
檜には感じられなかった。
一昨日の夕食以来、お茶ばかり喉に流していたから?
食べたい気持ちが募って、幻を嗅いだ?