話題:創作小説
こんばんは!
パチパチありがとうございます♪ヽ(´▽`)/
進みの悪い小説ですが、本人楽しくて仕方無いです(^◇^)
当初の予定より長くなりますが、お付き合い頂けますと嬉しいです。
ではでは、追記よりどうぞ★
『さて、今日の所は1度戻りましょうか?』
『え?』
『ぼくも帰るのか?』
一段落付いたとの事で、ジャミルはセリアに帰城を申し出た。
ジャミルが帰城するのは相違無い。
では、アリルはどうするのだ。
そんな意を含んだ視線を互いに交わしてると、呆れた口調で声をかけた。
『あのな、お前がそのお姿で帰ってどうするんだ。大騒ぎになるぞ?』
そこまで話すと、セリアに向き直りる。
『陛下、ご不便をおかけしますが、本日はご同行賜れますでしょうか?』
『へ…?』
ジャミルの問いは至極当然だ。
セリアの姿のアリルが帰る訳に行かず、かと言ってアリルの姿のセリアがここにいつまでもいる訳にも行かない。
ならば、道は1つ。
『で、でもジャミル神!絶対バレるわよ!』
『明日にでも、ティニア達には事情を話します。アリルはそれまでに何か方法を考えろ!』
『そんな無茶な!』
『無茶でも苦茶でも考えろ!頑張れよ!さあ陛下、ティニアとリオンを探して戻りましょう』
『そ、その前に1つ良いかしら?』
『はい?』
『お風呂…。どうしたら良いの…?入らない訳にも行かないわよ…ね?』
ティニア達と合流する前に解決したい。
それが、入浴問題だ。
改めて、突き付けられたこの問題。
男女の入れ替わりで、最大級の厄介事だ。
アリルは凍り付き、ジャミルは天を仰ぐ。
セリアも、どうしたものかと視線を泳がす事しか出来ないでいた。