昨年の春
大学院を卒業したけんちゃん。
社会人2年目としてきっと頑張ってることだろう。
実は、
けんちゃんの卒業祝いとして用意しておいたボールペン。
まだお渡ししていなかった( ̄∇ ̄)
昨年末に、
送付先の確認のためラインで連絡を取ったものの、
その後私の母が手術することになったり、
そんなバタバタですっかり忘れてしまってた。
引っ越しの準備をしていて、
引き出しに入れっぱなしのプレゼントを見つけて焦った。
忘れられるくらいになったということかな(^^;)
すぐに宅配で
けんちゃんの勤務先に送った。
もしご迷惑になったらいけないと思い
息子の名前で…
お礼のラインが来た。
けんちゃんらしい丁寧な文。
『そちらの夏はまだまだ長いですから、
体に気をつけてください(^-^)』
ずいぶん留年したけれど、
これでやっと卒業できた気がする。
実家に帰ることにした。
母は大きな病気をして、
健康面で不安がある。
父は元気だけれど、
いつも母の顔色や食欲をチェックし、
気遣いしすぎて疲れやしないかと心配になる。
実家からだと
通勤が少し遠くなる。
Nさんちからは、
もっと遠くなる。
仕事帰りに会うのはなくなるかな。
今までは、
Nさんちの駐車場まで私が行って、
そこから二人で出掛けた。
今日は、
中間で待ち合わせ。
『やっぱり、隣に座って喋ってもらわないと寂しいよ(^^;)』
そこに来るまでが退屈だと
Nさんがボヤく。
まだ両親には紹介していない。
いつか言わなきゃならないかな。
『オレ、
ぷくぷくさんちまで会いに行くよ(・∀・)』
生活環境が大きく変わることとなる。
二人の関係までも変わらないように…
雨の日の車の乗り降り。
私が助手席から降りようとするとNさんは、
『ちょっと待ってて!』
傘をさしかけてくれる。
お店の入り口まで相合い傘だけど、
私が濡れないように気遣ってくれるから、
Nさんは半身びしょ濡れだ。
『濡れてるよ(;・д・)』
『オレは平気。』
車に乗る時は、
私を濡れないように助手席に乗せてから、
自分は傘をたたんだりしてるからまた濡れちゃってる。
先日のデートもどしゃ降りだったけれど、
私はこれっぽっちも濡れずにすんだ。
『Nさんて、意外と紳士よね。』
『紳士ではないけど…』
『あっ、ごめんなさい!
意外…って言っちゃった(^0^;)
ちゃんと紳士!』
『もう遅いよ( ̄∇ ̄)』
『いつも気遣ってくれるし〜』
『そうだね。
雨に濡れてメークが落ちたとかスネちゃったら大変だから( ̄∇ ̄)』
『…だね。笑』
Nさんの優しさは、
嫌みがなくて心地いい。
さりげなく手を引いてくれたり、
さりげなく傘をさしてくれたり、
さりげなく荷物を持ってくれたり。
そんなあなたの優しさに溺れてしまって、
抜け出せなくなってるよ。
甘やかした責任取ってよね。
話題:ほんのりえっちなお話。
台風の影響でお天気悪いし、少し風邪気味のNさん。
本日はホテルでまったりしよう。
『あれ? 鼻声(;・д・)
具合悪いの?』
『大丈夫、鼻詰まりなんだ(^^;)』
コンビニに寄ってもらって、ミントタブレットをNさんに食べさせたら、
鼻が通ったと喜んでいた。
今日は無理させられないな…
昼食後、薬を飲んでもらってホテルに入った。
お風呂のお湯張りを待ってる間に、
Nさんはベッドで眠ってしまった。
テレビの音量を下げて添い寝をしてたら、
Nさんが腕を回してきた。
『5分だけ…
5分たったらお風呂に入ろう。』
Nさんの手が私の体を滑ってゆく。
もうずいぶんそうしている。
『5分経った?』
『ううん、まだ2分くらいよ…』
『そっか。』
私が声を上げる場所を狙って、
Nさんがイタズラをしてくる。
『そろそろ5分かな。』
『あと1分あるわ…』
『今日はオレ鼻水出るんだけど、
ぷくぷくさんも鼻水出てるよ。 風邪?』
『…ぁ、… ぅん。』
『じゃあ、
鼻水出ないようにオレが栓をしてあげるね。』
お風呂は、
後回しになった。
アノ時まで、
私たちお喋りだね。笑
もう少し、
大人な感じでいこ(^^)