涙声

土曜日のバイト中のこと。
座ってた彼の膝の上に女性のお客さんがじゃれつくように乗ってきた。
お客さんがくっついてくるのなんて、よくあること。だけど。
女性の脚に手置かないでよ。さわらないで。

それ見た瞬間、もうダメで。
怒るっていうよりもただ、悲しくて。
誰にも見つからないように泣いた。

相手から寄ってくるのは仕方ないって思うようにしてる。嫉妬はするけど、いちいち怒っても泣いてもきりない。
ただのスキンシップ、なんて思えない。
ねえ、なんでさわるの？
誰でもいいの？
私が小さいこと気にしすぎなの？


いつもの事だって流そうと思った。
でも帰ってから思い出したら、涙ぼろっぼろで止まらなくて。
ああ、考えたよりも悲しかったんだな、傷付いてたんだな…って思った。


何かあったら言えって君は言ってくれるけど、こんな事言えないよ。
嫌われたくないから。


最近ストレス溜まってるのか、また耳にきてる。耳閉感。耳鳴り。
あと、喉も。つかえる感じ。


週末までにこのもやもや消化しなきゃ。
笑顔で逢えるように。

「お前のこと好きになる奴なんか誰も居ないよ」

じゃあ貴方の言葉は嘘なの？
それともその言葉が嘘？

ねえ、貴方は冗談のつもりでも
私の心には傷痕となって消えてくれない
いつまでも、時折思い出しては痛んで…消えることなんて無いの。


もう人形になってしまいたい。
何も感じたくない。
何で最近夜が来るたびに泣いてるんだろ？
何で朝起きると泣いてしまうんだろ？
どうして些細なことに傷ついてしまうんだ？

何も感じないように心をシャットアウト。
去年までは出来てたはずなのに。
つらいいたいくるしいこわいかなしいさみしい
全部知らないふり出来てたはずなのに。

何で不安はいつまでも消えてくれないの？
私が考えすぎなの？


こんな自分いらないの。
大嫌いなの。
だから独りぼっち？
わたしは独りなの？

まっさらに戻っては
また紅い雫を落として


多分1ヶ月以上我慢してたと思うんだけど。
手首に紅い傷ひとつ。

こういう、久しぶりに切る時って全然痛くない気がする。集中してるから。

彼に絶対ばれたくないから我慢してきたけど、
そろそろ心が限界っぽいし、次いつ逢えるかわかんないし、小さい傷ならわかんないかもだし手首なんて見ないだろうし。


何もかも捨てて死んでしまえる勇気が欲しい。
自分にさえ愛されない私を愛して欲しい、なんて
やっぱり無理かな

寝れねぇ、もうだめだ。
いや、寝る気だったんですが来客があったので。

最近、夜空の月や星に縋る想いで願いを架けています。
たったひとつ「逢いたい」と。
結果、叶ってはいるのですが。

ねえ、他に欲しいものは何も無いよ。
君が居ればいいのに。

しあわせになりたい。

もう全部嫌だって拒絶して切り捨てたら
楽になれるのかな？

悲しくて苦しくて、また傷を作った。
自傷衝動が酷くて、散々腕を殴った。
微かに残る爪痕。
小さな切り傷。
他にどうすればいい？


いっそ嫌いになれたらいいのに。
最初から全部無かったことに出来たらいいのに。
どの道を選べばしあわせになれる？
普通のしあわせでいいのに。特別なことなんて願ってないはずなのに。

かなしい。
それでも、いつか来るさよならに怯えてる。
相手からさよならを告げられたら、絶望。
お願い、さよならだけは言わないで。