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死神の精度


今日久しぶりに文庫を1冊読み終わりました。タイトル通り「死神の精度」です。

死神が人間の世界にやってきて査定をする話です。

査定をした結果が「可」なら翌日死亡「見送り」ならそのまま生きていけます。

査定の仕方は人間に化けて査定対象の人間と会話をして決める。死神は人間にまったく興味もないし、人が死のうがどうしようがどうでもいいと思っている。そんな死神が人間の生き死にを決める役割を行っている。


なぜか?


それが彼らの仕事だからだ。


この設定はかなり面白かったですねw彼らは本当に人間に興味がなく、人の生き死にをたまにコイントスの表か裏できめてしまう。査定する人間がどれだけいい人間で悲劇的でも何も感じずに「可」の結果を出す。これは宗教を真面目に信じてる人には受け入れがたい作品だろうなと思いましたね。


この作品を読んだ後に神について少し考えてみました。

神の世界にも仕事があり、上下関係がある。きっと人間社会よりも厳しい上下関係でしょうねwなんたって神だしw

例えば俺のキリスト教のイメージだと。アダムとイブが最初の人間。その後神の生まれ変わりか神の伝達者としてイエス・キリストが生まれる。って感じなんですが、これを今回の作品風に考えると


・神と名付けられた何かの最初の仕事がアダムとイブをつくること

・その後わざわざ自分が人間になるか、伝達者をつくり、世の中に神の存在を広めた。

・そして今も世界中の人を見守っている

といった感じですかね。いやぁ働き物じゃないですかwww

最初一生懸命苦労してアダムとイブをつくったんでしょうねぇ

アダムとイブにとっては父親みたいな存在だった神でしたが、人口が増えるにつれて存在を忘れられたんでしょうね。そこで「いくらなんでも冷たくないか?俺のこと忘れすぎじゃね?」って感じでイエス・キリストを作り全力で俺ここにいるよアピール。なかなか可愛い奴じゃないですか。

そして現在創設者神様は今も見守っていると。24時間365日何億人という人を。

もうね。どんだけブラックな会社だよって話ですよ。

きっとせっかく助けた人に「なんでもっと早く助けてくれなかったのよ!」とか言われるんでしょうね。

イヤだわー世界中の人間相手にするとか絶対イヤだわー


一人で学校経営全てするようなもんじゃん。クレーム対応にあけくれる毎日じゃん。

他の本であったセリフですが「人間生きてる限りお疲れで、ご苦労なんだよ」

神様も存在している限り「お疲れでご苦労」なんでしょうね。
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