○ハロウィンの街のやさしく蜜柑いろ月給取りの父駅にをり
○仮装して父待つ駅の蜜柑色昇る階段荷物の増える
○鎌倉の駅のホームの青き海わすれてもよき心地よき風
○百点や九十くらいは取れるけど億万一点なかなか取れない
○受け取った言葉なんてどうでもよくわたしはけふもメイクをしている
○ただ白く朝日にせまるつむ山の気圏の底に夕日澄み染む
○コンクリの五月の風の漂泊の病の空に胸痛みあり
○愛切の目に新しく身は遠くしづくの湖に郭公の鳴く
○痛みあり遠くわれより囀りの近くも空に郭公の声
○青春の小路の径の語り合い野ばらの花の道をまたゆく
○瞳には崩れる砂の白浜のいのちの沖に鳥騒ぎをり
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○散る花の大きくゆるる雪山の笑いし君の姿なくとも
○花色の互いに春にほろびける想いもいまもかわらずに咲く
○東北のふりてつもれる冬月夜灯すあかりのレモン道なれ
○どこまでもつづく涙は月の山秋なれば君鹿のいふなき
○南国の浜に暮づむ防波堤われゆく道を眺む人など
○ちはやぶるわれを思いし伊勢のすぎて思ふはけさのもとの波かな
◯この空を書斎がわりにキスをして好きというには知っておきたい
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◯一房のぶどうを受けてそよぐ風招待状は好みの香り
◯頭上には花に島ゆくはちみつの船に青さのわたしの自分
◯城壁と聞いた諸島に立つ広場あの日にもどすこの宝島
◯旅人の胸に輝くブローチがひまわりも咲き目を細めてる
◯夕立の賑わふ店をふりぬけて濡れてもほんとに夏をしている
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◯みな悲しだれもが下のけふの雨ときどき恋にレモンを落とす
○あの夏の仕掛け花火もくちびるの形ことばも胸に残れる
◯彼のこと好きだったけど感覚の好きは黙って君を見ている
◯あなたものこれはわたしの目が覚めて恋して誰も悪くないのに
○夕顔の花にビキニの浜の風肩に背の向く隠す背の実の
○浜風の吹き抜く軒のしたの妻の抱え枕に開く夕顔
○手にとりし栞に残るのら猫の君待つ駅に芽吹くたらのめ
○白つめの君恋おもふ春の雲少し消えゆきいつ文の頃
◯風しげるそらに残せり雲はまたわれのこころの知らぬひとかな
◯つつましく箱根に咲けり梅の花その君もとに参りけるには
◯目のまへの川にかかりし人の世のながれの跡も夢のゆくへも
◯青葉ゆく光の渦もすみすみてほころぶ人の触れて花かな
◯朽ちて尚たづねる人の筆をおくうつろふ花の花をみるべく
◯朝鳥の声に旅立ひともいるきみはいづこの散る花のした
○よき歌は語りかけたる月のよにただひと足を照らすことのは
○行くひとも行かざるひともながむるは霞みたなびく初桜かな
○一年の中にこそあるこのイヤミちょうどいっぱいのカクテルグラス
○ローズマリー身は星空の海底の父故郷の青ゆられいく
◯おみくじが良くなかったとしても私の手の中の大吉
◯朝の林檎をむねの高さまであなたの恋は確かめてないけど
○十六才を抱きしめて青空電源をいれちょっぴり泣いて
◯ボーイフレンドと聞くたびに数少ない激しい夏にあなたがいる
◯髪の毛を切ってやっとインスタにいいねがついた甘い夜が好き
○泣いたよるキライキライといったでも好きだということ
○プレゼントは何もないけれど私の前を彼も歩いて行く
○いまのこと大好きなひとに大好きと二十二歳の水を汲む朝
○いまのこと大好きなひとにありがとうと二十二歳の水を汲む朝
○誕生日にケンカをしていた今年も彼は名古屋に来ない冬の日
○誕生日がつづく十二月春は恋を鏡に映った自分
○いいそびれたうちが東京に出てきた誕生日の空色のした
○いいそびれたうちが東京に出てきた誕生日に見た空色
○誕生日に小悪魔になりたくて寝て起きたらやっぱりダメだった朝
○君を呼ぶこの身は春のやうな冬の朝の誕生日
○十二月の誕生日冷たいケータイに好きだよの文字
○冬の朝の誕生日恋は春に寄りかかってみたいと思ったの
○雪の朝の誕生日恋した帰りやっぱりわたし好きだといおう
○ご機嫌斜めの君の誕生日彼がよんでる春雪のように
○好きだと言われるのはなんどでもいいエクレアを眺めながら待つ
○癒しがあるとすれば去年の夏も君はそんなことを言った
○挑戦していたキライといったあの夏も君の声好きだった
○夕方の鉄道ケーキつぶれちゃったけどあなたを見つけ走った
○発車音言いそびれたあの夏いつも立ち寄るカフェの前で
○三つ編みにした親友の手が彼の手ならいいと思った春の日
○照れていた彼の黒も青と白の風もあの夏がすべてだった
○息白くページをめくる頬に風やっぱり君を考えてしまう朝
○言葉では表せないこともあるでも愛してるが聞きたいの
○目玉焼きにクレソン苦かった珈琲の思い出
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・・アのあたりは20156?なにか挑戦してマッス^^
○器の向かうに君がいて手を伸ばすと涙が落ちる
○茶器を包んだ手に涙ポタポタまた君を思い偲ぶこの吹く風に
○紫の野に君をみたあの日から立ち止まりまた振り返りみる
○透過する涙の色はきつとあなたを抱きしめた時のガラスの光
○美術館の帰りの電車は夏風あの風景が君の声
○おねねと呼ぶ花落つ音の幾程かこの身の果てに思ふ花あり
○コタツを出したよるいつの間にかに寝ていたひみつの恋は朝の光
○親友が投げキッスをしたあの夏の海はきっとすべてが青色
○アイドルや女の子とやり取りする彼わたしは誕生日を迎える
○はちみつにパンケーキ親友が大阪に帰ったスポンジに負けない勇気
○彼は田舎の絵画の太陽のようにわたしの前に現れた
○小麦のようにどこまでもつづく青太陽のように彼は立って
★飛び出せ高校生大石大和尚、だれ?(笑) 通称 #とびハゲ
【771.fm】仙台
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