なんとなくの毎日で出会って、
LINEも1日何度もして、
会うたびに好きすぎて…
何度もハグをして、
キスも数えきれないくらい、
だけど、今は…
忙しい仕事と事務長と院長からの
パワハラの毎日に、
体調を崩してでも一秒一分、
をすごすのに精一杯になった夏。
突然何もかもが崩壊した夏。
あの日の私をよんだ声も
抱き合ったあの体温も、
今は思い出せないよ。
季節はいつのまにかすぎて、
賑かな町の片隅で何もできない。
二人で回ったあの町も
二人で乗った電車も
二人で見たあの景色も夜景も
二人ですごした部屋も
すべてが今は私一人で、
何も変わらないのに、
あの人がいなくなったことを除いて。