カン様は、私に言った。

「苦しい。

お母さんのことが心配で苦しい。

やっぱり、韓国へ帰るよ。」

そんな、素振りを私に見せないようにしていた。
私が会いにいったときも、きっと、苦しんでいたんだね。
優しくて、繊細なカン様だから、そうだと思っていた。
怪我したときから、きっと、それどころじゃないのに。

すごく、責任を感じてる。
韓国に帰ると言ったとき、私は、ずっとと思った。
優しい彼だから、きっと、心配で仕事や恋愛どころじゃない。
今は、ずっとじゃないと言うけれど、きっと、店もやめて
韓国へ帰ってしまう気がする。
お母さんのそばにいてあげる気がする。

それでいいんだよ。うん。
そんな、優しいところ素敵だと思う。
そんな、カン様を好きになった。

私は、苦しんでご飯も食べられないカン様を考えると、苦しくて苦しくて、
涙が止まらない。
私では、何もしてあげられない。
そばにもいてあげられない。
何もできない…。(T_T)

そんなに苦しまないで。

今日は、なんだか、悲しい日。