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１２月７日のハノーファー戦で勝ち点３を手にしたのを最後に、シュトゥットガルトは長いトンネルに突入した。３月２日に開催されたフランクフルト戦まで８連敗でずるずると順位を下げると、前々節と前節は引き分け。今月９日には監督が交代している。

この日は６９分にMFアレクサンドル・マクシムが先制点を挙げると、ようやく守備陣が相手の攻撃をゼロで抑えて勝ち点３を獲得。残留争いのライバルから、貴重な勝ち点３を手にした。

序盤から決定機はあったが、生かせなかった。酒井高は「もしかしたら今日も…」という感覚があったそうだ。それでも１点を奪った後は「２ー０にもできた し、１ー１にされるような相手のチャンスはそんなになかった」という印象で、逃げ切りに自信があった様子。ただ「２点目が早くほしいといつも思います」 と、正直な感想を話している。

５３分、相手MFハカン・チャルハノールが退場になったことは、シュトゥットガルトにとって追い風だった。それでも押し込まれる時間があったことについて は、「１１人のときと同じように守るのか、少し意思統一がされてなかった」と振り返る。この時間を乗り切ると、落ち着いたシュトゥットガルトが主導権を握 ることに成功した。

左サイドのパフォーマンスには満足の様子で「機能していた。しっかりボールをつなげていたと思う。守備はやられていなかった」。それでも、自身のプレーについては「簡単にクロスで終わったり、早い段階でワンツーしたり、工夫が必要だった」と、改善の余地があると考える。

フーブ・ステフェンス監督には好印象のようだ。指揮官就任２戦目で白星を手にしたが、「言っていることや、やらせていることは一緒」だという。それでも、 「チームに合った戦術や、人を組み合わせてうまく戦っている。１１人の組み合わせがすごく良い」と新監督に良いイメージを持ったようだ。同監督の指導を受 けたことがあるシャルケDF内田篤人からは「怖いけど良い監督」という話を聞いたという。

ようやく白星をつかんだシュトゥットガルトは次節、こちらも残留争いのライバルであるニュルンベルクと敵地で対戦する。酒井高も「絶対に落とせない」と意気込んだ。

引用：headlines.yahoo.co.jp