ツイッターからの転載。
2013-2-21 13:47
本日のねためも
三郎がきれいな色のインクと万年筆でお手紙を書いては翌朝に雷蔵の家のポストにそれを投函するのだ
お手紙の中身はその日感じた嬉しかったこと悲しかったことしんどかったこと
雷蔵はきっとロマンチストだなぁと笑ってそのお手紙を散らかった部屋の中でそれだけがきれいな箱にそっとしまう
雷蔵は基本返事はしないんだけど、お返しに、ごくたまに川辺で拾ったきれいな小石やら、
お気に入りのしおりやらを封筒に入れて自分のポストに入れておくです。
三郎はそれを勝手に回収していく。懐いた野生動物か
三郎に万年筆を貰った雷蔵の話
高価すぎて(本当は三郎に貰ったのが嬉しくて)もったいなくて使えないよって
ずっと引き出しの奥に大事にしまわれている万年筆。
夜中にそれを机の引き出しの奥から取り出して、ちょっと良い紙に落書きしてうふふって微笑む雷蔵さんは書庫の妖精ですか?
大きいはっきりした筆跡で「さぶろう」…文字の入りの部分がちょこっと震えてる
恥ずかしくなって捨てたその紙を、遊びに来た三郎が見つけてこっそりお財布にしまってました。
渡すつもりのない三郎への手紙にお前の好きな所と嫌いな所を箇条書きで書き連ねる雷蔵
好きな所 ちょっぴり猫背な所 その背骨 笑った時の顔のしわ 作ってくれるご飯がおいしい所
嫌いな所 ニヤニヤしているときの犬歯 眠っている時に眉間にしわが寄っている所 サラダにスライスたまねぎを乗せる所
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