2012/4/17
本家そっちのけで、こちらに投下しちゃいます。
ちょっと寝れない、寝ぼけ眼状態でお送りしようと思います。
王道っぽいのを。
眠くなったら書くの途中で切り上げちゃいます。笑
同性愛・百合・GLというものを含みますので、この言葉に馴染みが無い方、嫌悪感がある方は、お戻り下さい。
また、上記を結構期待している方にもあまりお薦め致しません。←
自己責任で、追記よりどうぞ。
「今頃、何してるんだろう」
そう思ったのは、何となく似た人を見かけたから。
高校を卒業した日にみんなで騒いで、そのまま解散。
その時から一度も会っていないし、ここ数年は思い出すことすら無かった。
「複雑だなー。」
と駅の壁でもたれてつぶやきながら、あの頃から知っている番号に、あの時とは違った手順で、CALLする。
出るかな、とCALL中ぼんやりする予定だったのに、
『今、どこにいると思う?』
1CALLもしない内に、相手が出てくると思わなかったし、何を言ってるのか急過ぎて、理解できなかった。
どういうことでしょうかと、とっさに応えていたら。
久しぶりだね、という声がする。
そちらへ振り向くと、耳元でも同じ様に聞こえてきた。
目の前の状況が飲み込めなくて、電話が重力にゆっくりと従っていき、鈍い音がした。
それと同時に、耳元でリップ音。
電話を放す前に、懐かしい温かさに包まれた。
出張中に本当に偶然、私っぽい人が目と鼻の先に居て、でもいまいち確証が持てなくて。電話しようとしたら、目の前の私っぽい人の動きと彼女の携帯の動きが自然で。
確信して、来た!
と、興奮気味に私に教えてくれた。会えて嬉しいと言いながら、私の首筋に顔を埋める。
やっぱり、あなたのニオイが一番落ち着く。
また会いに来てもいい?
と言われたから。
今後会いに行くよ、と反射的に答えた。
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