治療を始めてから本人がAGAの症状の改善を実感できるまでには、ある程度の個人差を考慮しても、約6か月、早い人でも3か月程度の時間がかかると考えた方が良いでしょう。


そこから始めて、AGAの状態が見るからに変わったと感じられるような仕上がりを求めるのであれば数年という治療期間を必要とする場合もあります。


ウイルス性疾患のように抗生物質で抑えこむような種類の病気とは違いますから、素人判断で中断したりせず、じっくり腰を据えて治療していくことが肝心です。


男性型脱毛症(通称AGA)の発症は思春期からですが、詳細な発症年齢が定められているわけではありません。


思春期から発症するということはすなわち10代でもなっておかしくないわけで、自分で気になり出したら早め早めに育毛ケアをするのがベストです。


ただし注意点として、医薬品に分類される育毛剤は未成年が使用することが認められていないのです。


未成年は医薬部外品の使用で我慢するか、良好な頭皮環境にするため、日々の生活を見直したりすると良いですね。


男性が発症すると思われているAGAですが、男性のように女性でも発症する例があります。


男性のAGAと区別するためにFemale AGA(女性男性型脱毛症)、その頭文字をとってFAGAと呼ばれています。


症状でいうAGAとの違いは、M字状の生え際の後退などは見られず、全体的に髪のボリュームが失われて薄毛になる点、また、脱毛抑制作用が女性ホルモンにはあるので男性型脱毛症のような進行性のものではないということです。


ところで、育毛ならば海藻、と連想しますが、海藻をとにかく食べてみても育毛にはつながらないのです。


コンブやワカメに含まれる、ミネラルや食物繊維は、育毛に良い影響となりますが、ただそれだけで育毛が促進したり、生えるということはありません。


育毛したいならば、亜鉛、鉄分、タンパク質などの、栄養素が多様に必要となってくるのです。


眠っている時、人の身体は成長ホルモンを分泌します。


文字通り、これは身体のあちこちの部分の成育を促進したり、もしくは修復を行ったりするのに不可欠なホルモンだといわれています。


髪も身体を構成する一部分なので、育毛の観点からも成長ホルモンが分泌されることはなくてはならないものです。


通称ゴールデンタイムと言われる22時から翌2時は、成長ホルモンの分泌量が最も多くなります。


ゴールデンタイムまでに就寝できているというライフスタイルならベストです。