血液成分の一つである血小板は、血液凝固に関する働きでよく知られていますが、この血小板に働きかけて、血液がなんとか通り抜けることができるような、一番細い毛細血管内においても血流が滞らないようにし、さらに毛細血管を拡張させるという作用を持つのが、グルコサミンという物質です。


この毛細血管を拡張させる働きが、育毛につながるとして、大変期待されています。


グルコサミンのこういった働きによって、毛の成長に不可欠な栄養が、血液によって円滑に運ばれ、末端の毛細血管、もちろん頭皮の毛細血管にもしっかりと行き渡ることにより、髪の成長に大きく関係する毛乳頭という部分にちゃんと栄養が補われ、このようにして、育毛が捗るようになります。


こういった理由があり、最近販売される育毛剤の中にはグルコサミンの添付がよく見られるようになりました。


育毛剤でケアすると、有害な作用があるのかというと、内容物の効果が強いものだったり、濃さが高かったりすると、悪い変化が起こることがあります。


間違った使いかたをしてるときにも、悪い変化が起こる恐れがあるでしょう。


使用上の注意点に目を通してから使い、トラブルを感じたら、使用をお休みしてください。


ジムで筋トレをしていると、「薄毛になるぞ」と言われることが多いです。


そのせいか、頭髪への影響を考えて、長年続けてきたトレーニングをやめてしまう人もいるので、なるほどそうかと思ってしまいがちです。


筋肉やそれを支える骨の成長を促すトレーニングを続けていると、通常より多くの男性ホルモンが生成されるので抜け毛が増えて薄毛が進むというのが定説のようですが、薄毛の原因が男性ホルモンのみに由来するわけではありません。


もしすべての男性に筋トレの影響が出るなら、ジムのトレーナーになる人も、それなりの覚悟が必要になってくるでしょう。


でも実際は、そんなことはないですよね。


自分の抜け毛が男性ホルモンの影響なのかどうか知るために、AGA検査を受けてからどうするか、考えたほうがいいでしょう。


もし不安であれば、検査するまで筋トレを控えるのは、良いことかもしれません。


テレビの影響なのか、育毛とは頭皮に刺激を与えることだとして、「ブラシで頭トントン」を連想する人が多いようです。


そういう商品を使っていた人が身近にいたりすると、やむを得ないかもしれません。


でも本当にそれを自己流で応用しているのではないかと、ときどき心配になります。


自宅にあるブラシで頭皮を叩いたとすると、根拠がないばかりか、薄毛を促進しないという保証はありません。


頭皮は子供の頃から髪で守られており、むき出しの腕や顔に比べて繊細ですから、ブラシのように重さのあるもので叩いたら、頭皮にとっては大ダメージにほかならず、育毛や発毛にとっては大きな損失になります。


血流改善を目的とするならトントンよりマッサージのほうが良いです。


その際は傷をつけないように気をつけましょう。


入浴時は特に地肌が柔らかくなっていますので、指先だけを使って余分な負担をかけないようにしましょう。


心配な人は、専用の頭皮ストレッチャーを使うと力の加減が出来て良いかもしれません。


生え際が段々後ろに下がってきてしまったら、速やかに男性型脱毛症の検査を受けた方がいいです。


生え際の後退、頭の天辺の薄毛はAGAの特徴の一つです。


とはいえ、それらの特徴が現れていたとしても、AGA以外の原因の脱毛かもしれません。


ただし、脱毛原因がAGAならば、そのへんで売っているような育毛剤を買ったところで効果がないはずなので、時間とお金が無駄になってしまいます。


なるべく早く治療を始めて、生え際の後退を止めるために、男性型脱毛症検査を受けて明確にしましょう。