市販されているシャンプーはもちろん、リンスなどの製品を使わずに、髪をお湯のみで洗ってきれいにする「湯シャン」と呼称される方法があるのです。


慣れないうちは髪の毛や頭皮がベタベタして皮膚の脂がしっかり取れていないように思い、育毛にはマイナスになるように思う人もいるでしょう。


けれども、毎回続けているうちに頭部の皮脂量は正常に戻っていくので、何も恐れる必要はないのです。


しかし、どうしてもベタつきが気になる場合には自分が気になったときだけシャンプーを使用してもいいでしょう。


毎回シャワーだけでお風呂を済ませてしまうよりも、育毛にはゆったりと湯船に入って温まる方が効果的なのです。


時間的に余裕があって長めに入浴できる日には、ぬるめのお湯で半身浴を30分程度すると血行を促進して、頭皮環境には大変有効です。


頭皮マッサージをこの半身浴中に実施することで更に頭皮環境には良く、育毛効果が上がります。


また、頭をシャンプーするときには、実際にシャンプーするより先にお湯で丁寧に皮脂を落とすことも育毛にとっての重要項目です。


毛穴から産毛が生えてきたら、それまで行ってきた育毛治療が正しかったと言えるかもしれません。


毛髪の成長を司っている毛母細胞が活性化していたら、生えた産毛がハリとコシのある健康的な髪へと成長するはずです。


とはいえ、この細胞の機能が完全に回復していない状態では、産毛は成長出来ませんので、抜けてしまいます。


ですから、産毛が生えただけで手放しで喜ぶのではなく、抜け落ちることもあると理解しておきましょう。


育毛剤をしばらく使っていると、初期脱毛になることがあります。


薄毛を改良しようと思って育毛の薬を使っているのに抜けた毛が増えてしまったら、使うのを止めたくなりますよね。


しかし、これは育毛剤の効果が現れている証拠だと発表されているので、耐えて使い続けるようにしてください。


1ヶ月程我慢していれば髪の毛が生えてくるはずです。


洗髪が原因で抜け毛が起こっていることもあり、湯シャンを始めると、頭皮の調子が整い、育毛がはかどるかもしれません。


湯シャンを行なう前に、丁寧にブラッシングをします。


それからぬるま湯でもって、頭全体を流し洗いし、その際は力を込めてゴシゴシ洗わず、お湯によって毛穴を広げて汚れを落としていくようなイメージで進めるのが、湯シャンのコツと言ってよいでしょう。


シャンプーやリンスを全く使用しないと、汚れが落ちるのが気になりますが、お湯の洗浄力は意外に強く、皮脂を洗い落としすぎないようにお湯は若干ぬるめに設定しておく方がよいようです。


湯シャン後、クエン酸やお酢などを薄めて作った、リンス代わりになる液体を髪になじませるようにすると、キシキシした感じには、なりません。