自分では良いと思ってやっているケアが、本当は育毛や養毛にとって逆効果になっているケースがままあります。


例としては、直ぐに結果を得ようとして使用上の注意に記載されていることを守らずに多く育毛剤などを塗布した場合です。


多量に使用すればするほど効果的というわけではありませんし、薬剤の有効成分によっては適量を守らないで塗布すると頭皮にかぶれや赤みなどのトラブルが起こる原因になる場合もありますから注意してください。


髪の量が気になってきたら、大抵の人は真剣に育毛を考え出すはずです。


できることはいろいろありますが、食事にも気を付けてみましょう。


おすすめの一つは、いつもの白いご飯ではなく、玄米を食べてみることです。


美味しく炊き上げるには、少しコツと手間が要りますが、そうまでしても是非食べておきたい理由は、健康にいいものですし、何より育毛にとって大事な栄養素がとても多く摂れるのです。


余談ですが、玄米は栄養の豊富さで、ベジタリアンにも人気があります。


育毛のための栄養素とは何かといいますと、各種ビタミンやミネラル群、それに食物繊維など、いろいろありますが、白米ではなく、玄米を食べることで、これらをずっと多く摂取できるそうですから、大変お得です。


その栄養素の量ですが、わかりやすく白米を基準にしてみますと、カルシウムは倍近く、ビタミンB2は約2倍、抗酸化作用で知られるビタミンEは約5倍含みますし、疲労回復に効果のあるビタミンB1は、約8倍もの量になります。


たかがブラッシングといって適当にすることはいけません。


正しいブラッシング方を実践することで、健やかな髪の毛を生やす土壌を整えることに繋がります。


ブラッシングするときは先が尖ったものを使わずに、また、静電気によって髪の毛が摩擦を起こしにくいものを選ぶようにしましょう。


いくらか価格は上がってしまいますが、人工素材でなくて自然素材のブラシを選ぶ方がベターです。


また、ブラシの先端が鋭利でないものを購入したとしても、できるだけブラシを頭皮に当てないようにすれば頭皮環境にダメージを与えないようにする事ができます。


今すでに生えている状態の髪の毛を健康に育てるのが育毛と呼ばれ、毛母細胞(もうぼさいぼう、髪の毛を作る細胞)を活性化し、今現在毛がない状態の毛穴からもう一度髪が生えるようにするのが発毛と呼ばれています。


育毛と養毛は似通った意味で使われる言葉で、今もう生えている髪をそのまま維持する目的で実施するケアのことを指して使っています。


養毛や発毛、育毛は言葉自体はあまり変わらないものの、それらの原因やアプローチ方法は違ってきますので、それぞれの今の症状にあっている治療法を選び取ることが肝要になってくるはずです。


よくメントール入りのシャンプーを見かけますが、これに入っているのはペパーミントのことで、髪を育毛する効果を持っているハーブの一種なのです。


動物実験でペパーミントオイルを使用したものがあるのですが、一定の効能が確認されました。


でも、ペパーミントオイルを直接頭皮に塗るのは刺激が強烈すぎてかえって育毛効果が期待できなくなりますから、絶対にやろうとしてはいけません。


ハーブティーとして摂るならば、男性型脱毛症の発症に関わる酵素を阻害してくれる効果が期待できるハーブだといわれているローズマリーのお茶が一番良いです。