医療保険の給付対象となる医薬品としてAGAの治療薬は扱われていません。


ということは、男性型脱毛症の場合は保険適用外ということで10割を患者が負担することになります。


コスト的にはどういった検査や治療をしていくかで違うので比較しようがありませんが、手堅く安くあげようと思ったらジェネリック医薬品を使用することでしょう。


一方、美容的な面で優れているのは植毛ですが費用は高く、状態次第で数十万から100万円以上もします。


ヒアルロン酸は保湿効果があることで有名ですが、顔などだけでなく、頭皮の保水力をアップさせる効果が期待できると言うことで髪の毛を健康的に育てるための育毛剤の中に配合されることが多いように見受けられます。


頭皮が充分な水分量を保持することによって良い状態に角質環境が改善して、充分に水分が髪にも行き渡ることに繋がるわけです。


さらには、ヒアルロン酸は血液循環を良くする効果があることが研究結果から導き出されたのです。


このことから育毛に大変貢献する成分ということが分かります。


テストステロンなどのホルモンの影響で発症するAGAは、思春期以降の男性なら無縁とは言い切れません。


どれくらいの年代で発症する薄毛をAGAというのかは、具体的に決められてはいませんが、たとえば中学校3年程度でも検査の結果、AGAであると診断されることがないわけではありません。


しかし免疫疾患やストレスによる脱毛も考えられるため、不安を感じたら専門のクリニックで診てもらうことをお薦めします。


また、現在の二大AGA治療薬といえばミノキシジルとフィナステリド(プロペシア)ですが、後者は男性ホルモンの働きを弱める薬ですし、未成年の使用の安全性が確認されていないので、20歳未満の患者さんには処方されません。


育毛剤にチャレンジしたいと思う人もいるでしょうが、どれだけの効果が期待できるのか気になりますよね?結論を言ってしまえば、効果は人それぞれなので効果があるとは言い切れません。


育毛剤を利用して毛量がアップした人もいれば、髪の毛が増えることはなかったと思う人もいるようです。


AGAの症状に効果があると現在わかっている物質は、ミノキシジルとフィナステリドのふたつでしょう。


フィナステリドと言われてもピンとこないかもしれませんが、MSD社からプロペシアという名前で流通しています。


ちなみに1%のミノキシジルを含む製品は全国各地の薬局で薬剤師がいる時間なら誰でも購入できるという良さがありますが、プロペシアは医療用医薬品のため医師の処方がないと販売してもらえない薬です。


スイッチOTCとして販売される予定もありません。