地肌は髪を育てる土壌ともいえますが、毛髪を守るために皮脂腺の数も多いので、分泌が多いと汗や老廃物と混ざって頑固な膜を作ってしまうので、正常な代謝ができなくなって抜け毛やフケの大発生につながります。
頭皮の清潔と健康な状態を維持することは、地肌と毛髪の元気を取り戻すことに繋がります。
汚れを残さないシャンプー方法を工夫したり、育毛に良いシャンプーを使ってみるのも良いですし、髪と地肌のために良い方法を選択していくのは、AGAの治療にとっては心強いサポートとなるでしょう。
体温を日常的に測っている男性は少ないでしょう。
でも、体温と育毛は深い関わりがあります。
体温が低いと健康な状態に比べ免疫力が低下し、体全体の代謝機能が悪くなります。
頭皮の血流が阻害され、温度も下がります。
代謝も低下するので皮膚トラブルも増えます。
髪の育成にとってマイナスの要素が積み重なっていきます。
ですから、体温を上げて、プラスの状態に戻してやる努力が必要なのです。
たまにサウナを利用することも良いですが、自宅で手軽に湯船に浸かるのも良いでしょう。
体を芯から温め、血流を良くし、冷えない体になるように普段から心がけましょう。
男性ホルモンの一種、テストステロンが活発になると、筋骨が頑丈になり、よく発達します。
また、太いしっかりした髪や、濃い髭が生えてきたりもしますが、ある男性ホルモンが分泌されるようになってくると、薄毛が始まり、更に進んで、成人男性に多いタイプの男性型脱毛症を起こすことになるでしょう。
なので、病院から出る薬や、市販の育毛剤ほか育毛製品には、男性ホルモンを抑制する成分が配合されることが多いです。
脱毛に導く男性ホルモンは、テストステロンから変化を遂げたDHT(ジヒドロテストステロン)と呼ばれる強いホルモンで、これが活性化すると薄毛を進行させることが知られてきて、テストステロンをDHTに変化させる5αリダクターゼという酵素の抑制が肝心な部分であるようです。
育毛剤は男性だけが使用するものじゃないのなどとお思いになっている女性の方は認識の程度が低いと言わざるを得ません。
以前であれば、薄毛の対象と言えば40代以降の男性といった印象が大半でしたけれども、今ではちょっと状態が異なっているのです。
20代に始まる薄毛の悩みも増える傾向を示しており、今日では幅広い年代の女性の問題ともなっています。
頭部の血行を良くすることと一緒に、頭部周辺のリンパ液の流れを良くすることが丈夫な髪の毛を作るコツです。
血管内から出た不要な物質はリンパ液に乗って体外に出されます。
また、リンパ液には抵抗力をつける力を持っています。
リンパ液と血液、どちらの流れも良くなることで健やかな髪の毛のための土壌が整えられます。
頭皮へ通じるリンパ線のマッサージをすることで、滞っているリンパ液の循環を元通りにすることができるでしょう。