AGAは思春期以降であれば誰でも発症する可能性があります。
いったい何歳くらいからの薄毛をAGAと呼ぶのかは、はっきりとした定義があるわけではありませんが、高校一年くらいから発生している薄毛の症状でもAGAによる薄毛である可能性はゼロではありません。
ただ、男性ホルモンの影響が強いのか、それともストレスや免疫疾患に由来するのかを自己診断するのは危険ですから、早いうちに専門の病院を受診するべきです。
なお、近年AGAの主要な治療薬であるプロペシアは、今のところ未成年者への処方は禁じられているため、20歳未満の患者さんには処方されません。
家電を利用して、髪の悩みを解消するのも良いでしょう。
安価なものではドライヤーやヘッドスパ、高価なものでは家庭用レーザー育毛機器といった髪の悩みに特化した美容家電製品が様々に売られているようです。
ドライヤー、ヘッドスパに関して言えばこの機器自体で髪の毛を生やすというよりも、頭皮の状態を改善し、育毛治療の効果を高めるといった補助的な意味合いで効果を期待できるでしょう。
一般的に、ホホバオイルというと女性のメイク落としやスキンケアとして使われることが多いのですが、このホホバオイルは実は頭皮ケアにも役立つのです。
奇跡のオイルとも呼ばれるホホバオイルは、ホホバという木の実から採れるもので、肌にすぐに浸透していくことに特徴があります。
その特徴ゆえ、スッと肌に浸透し、べたつかず余分な皮脂の分泌が抑えられ、健康的な頭皮へと変えることができます。
健康な頭皮は健康的な髪の素になるので、ホホバオイルは薄毛や抜け毛の悩みにも役に立つでしょう。
界面活性剤は髪のクセをとるのに便利なので、使用されているヘアワックスやムースはかなりあります。
たんぱく質は毛髪の主要な構成要素ですが界面活性剤には弱いので、普段からあまりたくさん使用したりシャンプーのときに上手く洗い落としきれないでいると髪や地肌が傷み、抜毛が増えるきっかけになります。
健康な人にとっても負担なら、AGA治療を行う上では大きな障害となる可能性もあります。
購入時は髪に負担をかけない整髪料を選び、スタイリングの際は必要な量だけをとり、地肌への付着を避けるように注意しましょう。
血液凝固に関わる血液成分である血小板、この血小板に影響を及ぼして、毛細血管内であっても滞りなく血液が流れるようにし、それに加えて、毛細血管そのものを拡張させたりする物質がグルコサミンです。
自然界においては、カニやエビなど甲殻類の殻に、大量に含まれています。
育毛にとっては、この血流改善や毛細血管の拡張が大きな益となるため、注目されています。
つまり、グルコサミンの働きにより、栄養と酸素を充分含んだ血液が、血管内をスムーズに流れ、頭皮にある毛細血管にまできちんと行き渡り、毛の成長に関わる大事な細胞に、たっぷり栄養補給することが可能になり、これが育毛になるという理屈です。
このことがよく周知されて、近頃の育毛剤には他の成分と共にグルコサミンが入っているものが増えてきているようです。