話題:メンタル

 自分が何がしたいのかわからない。私でなくとも、絵が上手い人はいる。私である必要はあるのか。本当に、私が必要なのか。

 陰鬱で卑屈な私が後ろで嗤ってる。お前など不要だと。お前の変わり等幾らでもいると。冷たい掌が首を締める。呼吸が出来ないような感覚。ああ悪夢だ。これは私の現実だ。覚めない夢だ。助けなんかいらないから、どうか私の息の音を止めて下さい。


 胸に穴が空いている。全てがそこからこぼれ落ちていく。大切なものが見えない。
 私はいったい、なんだというの?

 愛せない、愛せる訳がない。自己愛なんて持ってない。誰かが笑って幸せならそれで良いと望む裏で、その幸福を嫉む自分が嫌い。当たり前の様に幸せを、愛を享受している奴らが許せない。世界は平等なんかじゃない。誰かの幸福の陰で誰かが悩み苦しみ泣いている。鏡の向こうの私は果たして希望を抱いているのか。

 こういう時、どうしようもなく甘えているなと辟易する。私は、優しい人間なんかじゃない。ただの、嘘つきなんです。


 信じる事が出来なくて、ごめんなさい。