学パロフォルスタでSSです。
色々な人と絡ませてみよう、ということで…
今回はノアと絡ませて見ました←
*attention*
・フォルスタSS
・学パロ(Laurentia!)設定です
・ほのぼのと嫉妬ネタ?
・なんかノアがフォルを呼び捨てにしてるのって新鮮(ぇ)
・嫉妬してるのにそれを認めない、っていうのが好きで…
・相変わらず妄想クオリティ
・ナハトさん勝手に済みませんでした…!
以上がOKという方は追記からどうぞー!
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主に創作について語ります。 バトンをやったり、 親馬鹿トークを繰り広げたりします。 苦手な方は、どうぞ戻ってやってくださいませ! (私のサイト「Pure Rain Drop」) → http://id35.fm-p.jp/198/guardian727/
学パロフォルスタでSSです。
色々な人と絡ませてみよう、ということで…
今回はノアと絡ませて見ました←
*attention*
・フォルスタSS
・学パロ(Laurentia!)設定です
・ほのぼのと嫉妬ネタ?
・なんかノアがフォルを呼び捨てにしてるのって新鮮(ぇ)
・嫉妬してるのにそれを認めない、っていうのが好きで…
・相変わらず妄想クオリティ
・ナハトさん勝手に済みませんでした…!
以上がOKという方は追記からどうぞー!
青空広がる初夏の放課後。
いつもより少し早く学校を出たフォルとスターリンは帰り道を歩いていた。
浅緑の髪の彼の隣を歩くフォルはいつもより一層上機嫌。
呑気に鼻歌など歌っている。
彼はかなり歌が上手い為、耳障りではないのだが……
「フォル、いつもに増してテンション高いな」
スターリンがそう言うと、フォルは嬉しそうに笑って答える。
「だって、君と長く一緒にいられるんだもん!」
それが嬉しくてね、と言ってフォルは一層笑を濃くした。
その無邪気な笑に、表情に、スターリンは若干苦笑を浮かべつつも、
内心、彼もまた少なからず喜んでいた。
生徒会の仕事が忙しく、なかなか長く一緒にいられなかったこの頃。
こうしてまだ明るいうちから一緒にいられるのは久しぶりだ。
「何処行く?あ、せっかく休みだしゆっくりしたいかな」
「ん……俺は別に、何処でも構わないのだよ。
でも、あんまり人が多いところは……」
嬉しくないかもしれない、とスターリンは言う。
せっかく一緒に過ごせるのだから、話だってしていたい。
そんなことを一瞬考えかけて照れくさくなったか、スターリンは小さく首を振る。
フォルはそんな彼の様子を見て、くすりと笑った。
「そっか、じゃあ……」
何処にしようか、とフォルが呟きかけた時。
「フォル!」
聞こえたのは、彼を呼ぶ声。
少し低い、男子の声だった。
聞こえた声に振り向くフォルとスターリン。
駆け寄ってくる黒髪の少年の姿にスターリンは思わず眉を寄せる。
「ノアール?」
フォルはスターリンの表情には気づかず、彼の名を紡ぐ。
少し驚いたように見開かれたサファイアの瞳。
駆け寄ってきた黒髪の彼……ノアールは、
二人の前に止まると、フォルに何かを手渡した。
「これ、書き直しだって。
お前が既に帰ったあとだから俺が届けにいけと……」
渡されているのは恐らく、何らかの書類。
進路関連或いは勉強のプリントだろうか。
再提出を食らうあたり、ツメが甘い彼らしい。
「あぁ、なるほど……わざわざありがとう」
フォルは彼に礼を言いつつ、デイパックのファイルに書類をしまう。
ノアールは小さく溜息を吐いて、フォルの頭を軽く小突いた。
「全く……俺がパシリにされるんだから、しっかりしてくれ」
「ふふ、でも文句言いつつこうして届けてくれるあたりノアールは優しいよね」
ありがと、と笑うフォルと苦笑を浮かべているノアール。
友人同士だという彼らは仲良さげに見える。
否、もっとも……ノアールがフォルの世話を焼いている、が正解だが。
ああ、前もこんなことがあったな、と二人の姿を見つつ思うスターリン。
思わずぷい、とそっぽを向いた。
なんとなく、面白くない。
以前も感じた感情だった。
この感情を何と呼ぶか、内心では気づいていた。
恐らく、"嫉妬"。
ただそれには気づかぬフリをして……
「書記長様?どうしたの?」
と、不意に声をかけられて、スターリンは驚いた顔をした。
はっとすれば、目の前にあるフォルの顔。
スターリンは思わず大きく目を見開いた。
「な……!?」
「ぼうっとしてるから……大丈夫?具合悪かったりしない?」
心配そうに眉を下げ、額に触れるフォル。
ノアールはその様に驚いていた。
恐らく彼ら……フォル自身の学校ではそのような姿は滅多に見せないのだろう。
僕はあまり面倒見が良い方ではないから、と本人が言っていたのも覚えている。
しかし、自分に対する態度だけを考えれば、決してそんなことはなくて。
体調が悪いときには直ぐに気づいてくれたし、
面倒を見るときだって、優しく、手際もよかった。
何より、自分をなだめてくれる手は優しくて……
あれで"面倒見が良くない"のであれば、基準が何処にあるのかわからなくなる。
ただ、もし……もし、普段の彼が本当に"面倒見が良くない"のだとしたら。
……自惚れても、良いのだろうか。
「平気、なのだよ……」
スターリンがそんなことを考えた自分に少々呆れつつ小さく笑を返せば、
フォルは相変わらず心配そうな顔をしたまま"そう?"と聞く。
そしてノアールの方を振り返ると、もう一度礼をいった。
「ありがと。ごめんね、家反対方向なのに」
フォルの言葉にノアールは首を振る。
じゃあまた、と言って背を向ける直前、
ノアールはちらとスターリンに視線を投げた。
一瞬絡む視線に、スターリンは少し不機嫌そうな顔をする。
ノアールは小さく肩を竦めると、そのまま歩いて行ってしまった。
「それで……どうしたのかな、書記長様は」
フォルはノアールの背を見送ると、小さく息を吐いて彼に訊ねる。
やはり、"平気"の一言で誤魔化せる相手ではなかったらしい。
スターリンはさりげなく視線を逸らしつつ、答えた。
「別に、何でもないのだよ」
「何でもないなら、どうしてそんな顔をしているのかな?」
そう言いつつ、フォルは軽くスターリンの頬をつまむ。
驚いて目を見開くスターリン。
その頬は瞬時に赤くなる。
「にゃ、にゃにす……っ」
頬をつままれていれば満足に発音することなど出来るはずもなく。
一層赤くなるスターリンの頬。
それを見てフォルは楽しそうに笑った。
愛しげに目を細めて、笑うフォル。
「可愛いー……」
「……っ」
いいから離せ、と目で訴えるスターリンを見てフォルは漸く手を離す。
痛くはなかったが、恥ずかしさだけは半端ではない。
「馬鹿フォル……」
スターリンが頬を摩りつつ恨めしげな視線を向けるも、
フォルには一切堪えていないらしく相変わらず笑っている。
ひらひらと手を振りつつ、フォルはいった。
「ごめんごめん。妬いてる書記長様が可愛くてね」
「や、妬いてなんかいないのだよ……!
俺はただ、お前の馬鹿さに呆れてただけというか……」
否定しようとするも、その否定も無駄とわかりきっている。
わかってるよ、と言いながらフォルはスターリンの手を握る。
少し冷たい彼の手から伝わってくる体温。
「ほら、怒らないで?」
「怒ってもないのだよ……」
「じゃあ、やっぱり妬いてくれてた?」
「だから……!」
そんな、終の見えない問答を繰り返しつつ、ふたりは歩きだす。
その手は幸福そうに繋がれたままだった。
―― そう、それは君が特別だから。 ――
(君だから愛しいと思う。君だから大切にしたいんだ。
ほら、だから嫉妬さえも愛おしく感じてしまうんだよ)
(お前が俺と同じ学校だったらよかったのに、という理由がわかった。
そんなこと絶対に、口になんてしてはやらないけれど)
性 別 | 女性 |
年 齢 | 29 |
誕生日 | 7月27日 |
地 域 | 静岡県 |
系 統 | おとなしめ系 |
職 業 | サービス |
血液型 | AB型 |