(つづき)
蔵馬に関しては、まず思うんですが暗黒鏡の一件って、絶対幽助の性格を見抜いた上でだと思うんですよね!!
まぁあそこまでしてくれるとは思わなかったにせよ、何かしら動物的勘が働いて打ち明けた気がしてならない・・・
そして実際、自分の目的の為に暗黒鏡を奪った後は仲間を抜けると言いだして飛影たちを裏切り、
本来なら戦うはずの幽助とは戦わないどころかむしろ協力を得て無償で願いが叶うし。
(他の二人は志半ばで倒れたというのに!(笑)まあ蔵馬の願いが非人道的でなかったからですが)
そんな風に、幽助に救ってもらった命、自分が死んだら母親が悲しむのに、髪触られて挑発されたら命かけちゃうし(笑)
暇そうで入った生物部で頼まれても部長はやらないし、何かあるんだろうなと薄々感づいてたくせに同級生に「殺す」とか言っちゃうし。
キレた時の敵に対する仕打ちがマジで冷徹だし、両親の新婚旅行は自分の都合だし、黄泉を2回も裏切るし、学校の期待を裏切って就職しちゃうし(これは憶測ですが。でも進学校なら就職はまずすすめないはず。まして首席だし。)
てゆうか黄泉まじでイイ奴すぎる・・・
なんで躯は黄泉嫌いなの?むしろ彼は心に傷を負った子ヒツジよ・・・
蔵馬に2回も結構な裏切り方されてもなお、蔵馬を大切にして・・・(;;)
蔵馬Sキャラすぎるぜ・・・
でもそれを言うなら飛影もだ。
最初幽助達の加勢をした時も、蔵馬のことを何故か自慢気に強さを説明して・・・
君こないだ彼に2回も裏切られたばっかでしょ・・・(;;)
幽助もなんか微妙に蔵馬に甘いし・・・
でもそんな蔵馬がますます魅力的だぜこの野郎・・・(;:)
ジジイが人間の人生を面白がって楽しんで生きてる感じがするぜ・・・
まぁキャラクター編はここまでで。
幽白って、微妙に少年には分かりにくいテーマかな、と思っています。今でも。
人間の汚さとか、そういうどろどろした感情とかを露呈して、スッキリさっぱりさわやかな冒険活劇、もしくは格闘マンガだとは到底思えない・・・
それに比較して、現在連載中(というか休載中というか)なハンターハンターは、はじめは結構さわやかだなーと思っていましたが、クラピカが関わると一気に難しいテーマになるなぁ、という気がしています。(クラピカごめん)
でもキルアの「ゴン、お前は光だ」っていう独白(みたいなのありましたよね?)
とか、なんかその辺は素直でいいなぁ、っておもいました。
クールなキルアがなんかちょっぴり可愛く思えたり、素直で子供らしかったり、イイコじゃん、って思います。
あとレオリオいいね!!男前!!医者もいいけど、先生とか保育士とかも絶対向いてるよね!!
(・・・ってあれ?これって幽白キャラへの感想とほぼ一緒・・・?(笑))
クラピカ追憶編で明らかになった襲撃の様子ですが、気になります・・・・。
幽白も、勧善懲悪じゃない、敵には敵の理由があったり、とかがまた魅力だったりしましたが、
なんかハンターもそうなりそうで怖い・・・
よーく考えたら、クラピカの境遇ってホントにめっちゃ可哀相だから、ナントカ幸せになってもらいたいものです・・・
あとこれは勝手な想像なんですけど、幽白もハンターも、家族(親)との関わりが結構根底にありませんか?
幽助は、母親に暴力をふるう人間の実の父親と、シングルマザーの若い母、そして妖怪としての父
(自分が越えられないまま死んでしまった父)
蔵馬は自分に愛情を教えてくれた人間の母親
飛影は自分を捨てた母親と、生き別れの兄を探す双子の妹
ゴンは母親代わりの叔母と、死んだと思っていた憧れの父
キルアは自分を殺し屋として育てる両親
クラピカは親友の存在と、惨い殺され方をした家族(と仲間)
・・・何か意味があるのだろうか・・・
と深読みせずにいられない、冨樫作品なのであります。
ふう、ちょっと満足しました。(笑)
自己満足に付き合って下さった方、ありがとうございました。