ダウンタウンに気に入られた(?)ことをきっかけに、テレビの露出も多くなり、沢山の人に知られていきます。
更に思いでとしてあるのが、深夜番組で、PVをまるっと流すのが当時ありまして
その日はTMR特集で、LEVEL 4とかリリース順に流れていくわけです。
そこで独裁やらビーナスやらの歌詞の面白さにも惹かれて。若干PVは安っぽい印象を受けたんですけどね(笑)
accessはやはり流行ってましたから、(流行ってましたよね?)耳に残るなあ、って思っていて、だから浅倉大介の楽曲の良さを感じて。あと歌詞のセンスがすごい私は気に入って。面白いな〜!って。
そこへあの独特の声。全部が全部新鮮で、自分の好きなもので。
世間でもじわじわと人気を高めていくT.M.Revolution。勿論その人気は楽曲の良さとその歌唱力ありきですが、あの声からは想像しないビジュアル(小柄で色白で女子みたい)とテレビで見せる人柄(関西弁でよく喋る、ダウンタウンと上手く絡む)もあいまって、というかその意外性の部分が大きく取り上げられていく様が、私はちょっと不安にも感じていました。
いや、もちろん私も西川さんのトークも好きだったんですが。
ハイプレッシャーがリリースされて、ちょっと違和感。
何かちょっと、今までと毛色が違うな?って。
何か爽やかじゃないか?って。
嫌ではないけど、今後この方向性でいくとしたらちょっと違うかも…どきどき
とか思って。
そしてホワイトブレスでどかーん!みたいな。
ホワブレの方がまだハイプレより好みだったんですが、何か「風を受けて歌う」「乳首出して歌う」「マフラー振り回す」みたいな印象が世間に認知されて(笑)
えー!そうじゃなくてさ!そこ以外も見ようよ!!
とか思っていて
でも球にタモリさんや浜ちゃんが言う「歌はうまい」という感想に
「そうなのよ!ほらみんなもっとそこに注目してよ!」とか思っていて
何て言うんだろう。
もう心底西川さんの歌声が好きっていうか、説得力があるっていうか。
大口でぐわーっと歌う姿が、すっげー好きで。
私は全然音楽のことなんてわからないど素人なんですが、小手先の技なんて使わない、あの人の身体中で歌う、伝える姿に惚れて。
だから、あんな風に歌う人が「アイドルやねん」
とかおかしい!作ってる!
売れる為には仕方ないのか?世間がそれを求めているから仕方ないのか?
そういうもやもやがすごいあって。
「蒼い霹靂」が出て、これは結構いききってる感があって、ちょっと逆に皮肉っぽくていいなあと思ったんですよね(笑)それこそ歌詞のセンスを違う形で表現したというか
「あえてやってますけど何か?」みたいな感じが、私はしました。
そして「HOT LIMIT」
そうですあの変態衣装です(笑)
もうすっごい嫌で。
何でそういう方向性で頑張るわけ!?って。
で、何かそのときに見たTVが悪かったのかもしれませんが、インタビューとか、変にニコニコしてて
あれ、もしかして諦めた?って感じて
それで少し、わたしの西川さん熱が落ち着いてきてしまうわけです。
まあでもこの時期って他にも音楽業界が動いてる時期だったんですよね。
ジュディマリが活動休止に入ったのってこれくらいじゃなかった?
もう10年以上前のことなんで私の記憶も曖昧ですけど
何で、自分の音楽的嗜好も広がっていて、西川さんだけ猛烈に気になる!みたいのではなくなってきていたんですね。
「サンダーバード」で初のバラードをリリースして、あ、いいかも、いいかも!って。
曲が好きというよりは“バラードをリリースした”ってことに対して。
こっから上手く、一般的になっていかないかなー?と思ってて。
そしたらすぐまたリリースされたバーニン。での「薔薇の花弁から俺が出てるぞ」衣装。
歌がすきだったんですよ。
クリスマスソングって、みんな幸せだったり、切ないクリスマスを歌うんですよね。それが定石というか。
なのになんつー歌詞を書くんだ!(笑)
切ないは切ないけど、汚い部分も書いちゃう、人間らしさというか。
で、バーニングクリスマスという楽曲自体は好きなのに、あの衣装のせいでまた色物扱い!
今思うと、そんな様々な衣装たちも、シニカルと捉えることはできるんですけどね。若い、子供のころはやっぱりそこまでできなかったんですよね。
封印とかしたりして、「陽炎」の曲とか好きだったし、でもそのときの西川さんは不機嫌そうだしロン毛だしであんまり好きじゃなくて
BLACKorWHITE?は好きで、いいなあ!って思ってヒーキャパはあんまり売れなかったけどこれも好きで。てゆうかかなり好きで。そのあとの魔弾とかラブセとかもいい!ってなって。ボーディングで曲は好みじゃなかったけどピンクのスーツに金髪リーゼントだったけど結構好きで。
でも自分がいいな、って思うときほど売れなくて
この間に段々疲れてきちゃったんですよね。
歌声は好きに違いないんですけど、うーん、疲れるから少し距離を置こう、って感じで…
徐々に西川さんから離れていったわけです