話題:今日見た夢
昨日が特撮の最終回みたいになったせいか、今日は束の間の平和の日常回みたいになってた…。差が激しすぎ。


鐡決戦から本部に帰還後の内容。10年間本部を敵に乗っ取られていたせいか、フェノラス本部に戻るのは変な感じ。隊員からしたら戦艦(ゼルフェノアベース)=本部という認識だったので慣れるしかない。


御堂と彩音はようやく本部に慣れてきた。
「な〜彩音、本部に慣れてきたか?やっと慣れたぞ」
「最近ようやく慣れたよ。今までここ、長坂と鐡に乗っ取られていたんだよね…。ははは…」彩音引き笑い。

「晴斗と鼎はどこにいるんだ?」
御堂が彩音に聞く。
「屋外演習場(グラウンド)にいたよ。鐡戦で鼎、仮面を攻撃されたのが悔しかったみたいで戻ってきてから毎日鍛練してる」
「いつものやつか。鼎は負けず嫌いだからなー。弱点の仮面を攻められたのが相当来たのか」


本部・屋外演習場。晴斗と鼎は木刀で鍛練してる。実戦さながらの鍛練。


「鼎さん、今日は一本取るからなーっ!!」
晴斗は意気揚々。
「かかってこい」
鼎は木刀を二刀流にしていた。対の刀が二刀流のため。

晴斗には戦法らしいものはなく、攻撃は無茶苦茶だが鼎は攻撃パターンがある程度わかっている。だが時々読めない時がある。
鐡戦以降、鼎は晴斗に弱点克服のために付き合わせていた。
2人は木刀で対戦形式にしているようだ。晴斗は鼎の指示通りに背後からの攻撃を重点的にしていた。鼎は仮面を着けているが故に、視界が狭く背後を攻撃されやすい。それは鐡戦で如実に出ていた。

「背中ががら空きっ!」
晴斗は鼎の体を狙ったが、鼎は背後を見ないで木刀で攻撃を的確に受け止める。

「嘘っ!?鼎さん後ろ見てないよね!?見えないはずなのになんで!?」
晴斗は隙を見せてしまう。鼎は隙を突いて木刀で晴斗の体に当てた。

「一本取ったぞ」
「ちっくしょー!負けたー!鼎さんは戻ってから最初は負けてばかりだったのに、なんで急に勝ち続けているんだよ!?」
「鐡にやられたのが悔しいからな…。お前が見てないところでも鍛練しているぞ。鐡戦で弱点が露呈したからな」

2人は演習場から戻ることにした。
鐡戦の後、鼎は素顔で戦闘したことによる目のダメージを気にしてか、宇崎に仮面のアップデートを頼んでいる。アップデートするのは目の部分。


「お、鼎帰ってきたか。仮面のアップデートが出来たから試着してみるか?」
宇崎はフランクに聞く。鼎は晴斗と別れると研究室へと向かった。

「仮面の見た目は変えてない。目の部分、この(黒い)レンズだけ仕様を変えたんだ。目に負担がかからないようにアップデートしたぞ」
鼎は仮面を受け取り、着け替える。宇崎は気になっているらしい。

「どうだ?見えにくいとかあるか?鐡戦でさらにダメージ受けてるからなー、お前の目。失明してないだけ良かったよ」
「室長、以前よりも見えやすくなってます」
「良かった…。よし、じゃあこのアップデート版でスペアも複数作っておくからそれを着けとけ。鼎には必要不可欠だからな…身体の一部なんだから」


鼎は研究室を出た。宇崎は鐡戦の鼎が受けたダメージの恐ろしさを心配していた。あの割れにくい日常用と戦闘用兼用の改良型の仮面がガラスのように割れるなんて、前代未聞。
それだけ鐡は強大だったと言える。


西日本支部から本部の宇崎へある連絡が来ていた。

「小田原司令、それ…マジでやんの?本気?ふざけてない?」
宇崎ポカーン。
「長官がやりたいんだとさ。5年ぶりになるんだっけ?本部と支部の交流会」
やっぱり長官の思いつきかよ…。

「いや…あれ交流会とは名ばかりじゃないですか〜。あのルールは行き過ぎじゃ?」
「鐡を倒して以降は怪人は残党しか出ていないから『束の間の平和のうちに互いの士気を高めよう』ってのが狙いだぞ。だからあのルールだろ」
「ゼノク隊員は参加しないのー?」
「ゼノクはゼノクで独立してるようなもんだから本部と支部だけだぞ」
「小田原司令の支部の主要メンバー、そういや知らない…」

「強大な敵はだいたい本部主体になってしまうから、主要メンバー知らないのは当然か。交流会のエントリー隊員は6名だぞ、長官からの命で紀柳院は参加させろとのことだ」
「鼎を参加させろって?なんでまた…」
「俺も意図はわからない。隊員はお前が選出しろよ。交流会は3週間後、場所は西日本支部だ」
「西日本支部ぅ!?」
「じゃあな、バッチリ伝えたぞ。宇崎、交流会が楽しみだな」

楽しみにしてるの、長官くらいじゃ…?なんでまた5年ぶりに本部と支部の交流会をやろうとしてるのか…。


「おい、室長。あれ…5年ぶりにやるって本当かよ!?」
御堂は宇崎に詰め寄る。

「長官がやるって言ってるんだから仕方ないだろ、御堂。落ち着け」
「あの問答無用ルールの名ばかり交流会…。嫌な予感しかしねぇな…」
「交流会のエントリー隊員は6名だ。晴斗と鼎は既にエントリーしておいたぞ」
「はぁ!?」
「…室長、私に選択肢はないのか…」鼎、元気なさそう。

「鼎、そう落ち込むな。晴斗と鼎は交流会を知らないんだもんな…。エントリー隊員はお前に馴染みがある人選にしたから安心しておけ」


本部・隊員用第1休憩所。御堂はむしゃくしゃしていた。

「マジであの交流会、やるのかよー。支部の奴らと…」
「御堂さん、交流会を知っているんですか?」
「あぁ、5年前に参加した。あれは名ばかり交流会だ。ルールも実戦さながらなせいか、相手が死なない程度にならば傷つけていいとかいう問答無用ルールなんだよ」
「なんじゃそりゃあ…」
晴斗は少し引いている。

「エントリー隊員は6名ってことは支部も6人か…」

「鼎、交流会は気をつけろよ。相手は本気だからな。どんな奴らが出てくるかはわからないが」
「でもなんで鼎さんだけ参加させろって…」
「長官が噛んでそうだよなー。鼎を参加させる意図。そもそもこの交流会、全ては長官の思いつきで始まっているらしいし」
「じゃあ俺ら、長官に弄ばれてるのかよ!?」
「まぁ…受け止め方次第だな。あー、やる気しねぇ」


数日後。交流会に参加するメンバーが決まった。
晴斗・鼎・御堂・彩音・空操・霧人の6人。

「霧人がエントリーされてる…」
「おっしゃ!和希!暴れられるぜ!」霧人は嬉しそう。
「桐谷さんは除外になったのか…」
「あの交流会は恐怖しかないので…。私は前回参加してますよ」
あの常にニコニコでマイペースな桐谷がびくびくしている。交流会…一体どんなイベントだよ!


西日本支部。こちらもエントリー隊員が決まったらしい。
そのうちの1人、囃(はやし)はこんなことを言い出す。

「交流会前に本部にちょっくら挑発しに行かないか?司令は段取りで本部に行くだろ?」
「それ、いいねぇ。私も行きたい〜」
「日向も来るか?」
「うん、行く行く!」

日向(ひなた)という女性隊員もエントリー隊員のようだ。
この囃と日向を見ていたのが例の「彼」。

「鋼(はがね)、お前行きたそうにしてるけどさ。交流会の会場はこっちだろ?本部のエントリー隊員に紀柳院がいたの、良かったんじゃないの?」
[まぁね]
「お前の本体には影響ないとは思うけどよ…紀柳院のやつ、鐡戦でかなりのダメージ受けたってよ」
[ダメージ?]
「鐡戦であいつの仮面、派手に割れただろ。そのまま続行して戦ったら失明の危機に陥ったって司令から聞いた。失明からは免れたけどな。鋼、つまり彼女のハンデの度合いが上がったってことだ」

「そういえば紀柳院さん、常に身体に負荷がかかっているから装備でどうとか聞いたような…」
日向が付け加える。
[彼女は装備で補うタイプなのか]
「お前は分身じゃないと戦えないのがもどかしいけどな」
[本当に辛いよ…この不自由な身体は。身体が憎い、憎たらしい]


鋼と呼ばれた男は機械音声ながらもどこか悔しそうな声を上げた。スピーカー越しだが、声は肉声なようだ。
声から察するに晴斗と同じ高校生くらいか?


交流会の話を聞いて以降、晴斗と鼎他エントリー隊員は鍛練を強化していた。

メキメキと実力を上げていたのは鼎と彩音。鼎は弱点である、後方の攻撃にも素早く対応出来るようになっていた。仮面を狙われたらかなりヤバいことにはかわりないが。


仮面で視界が狭いはずなのに、なんであんなにも動けてるんだよ!?後ろ見えてないのに、気配でわかるのかよ!?
身体の火傷のダメージ、そこそこ残っているのに!?鐡戦でさらに目にダメージを受けたはずだよな!?圧倒的に不利なのに!?

晴斗と御堂は鼎の変化に驚きを見せていた。


これは仮面がアップデートされたこともプラスに作用している。火傷のダメージに加えて鐡によるダメージを受けた鼎にとっては装備で補わないと、とてもじゃないが戦えない。

本部と支部の名ばかり交流会まで残り約2週間。



束の間の日常回かと思いきや、鼎さんメインになっとる…。
ほぼ本部の日常みたいになってた。宇崎室長(司令)のテキトーなところ、復活。鐡戦の後なせいか、ちょっと慎重になっている。

鐡戦以降の晴斗と鼎さんはいつもこんな感じでやってる。言い出しっぺは鼎さんなんだけど。
弱点を克服したいから晴斗を付き合わせてるが、晴斗は嫌ではないみたい。


支部にいた例の「彼」、名前?名字?が唐突に判明。鋼です。
声は若いので本体は晴斗と同じ高校生くらいか…?
本体の描写がないのでまだなんとも言えないが、自分の身体をかなり憎んでいるあたり…心の闇が垣間見えてる…。

先天性の重度の障害持ちみたいだが。


囃と日向は少し年上っぽい。日向は小柄でアニメ声なイメージ。囃は鋼の話し相手・友人みたいな。
囃は鋼の本当の姿を知っているために、会話の中で深いところまで突いてる感じ。


ゼノク隊員は同じ組織でも独立してるようなもんなので、交流会には参加しない。ゼノク隊員はゼノク全体を守るためにあるから。
ゼノクは怪人による後遺症治療入居者もいるためか、長官はゼノク隊員を独立させてある。

残党狩りをしてるのはゼノク隊員かなぁ。ゼノク隊員の御堂の妹・柚希は影ながら活躍してる。
柚希は先輩の烏丸と一緒に戦闘用スーツで残党狩りしてそう。


長官の思いつきに振り回される、本部と支部…。支部にも御堂や桐谷みたいな奴はいるので、エントリーされなくて安心した隊員がいるのも事実。
御堂と桐谷は5年前の交流会で、一体何があったんだよ…。


蔦沼長官は組織のトップだが現場に出向きまくるタイプ&めちゃめちゃ強いせいか説得力がものすごい…。そりゃ人望もあるわ。
めちゃめちゃ強いのは鐡戦で証明されてしまったからねぇ。両腕義手であんなにも戦えるのかよ!…と。

鐡戦以降の長官は高性能な戦闘用義手をメンテしたが、結局新しい義手に変えている。最大出力使うと義手が使い物にならないと判明したからか?
日常生活には影響なかったらしいが…。


鋼の機械じかけの分身は一体誰が作ったのかが謎すぎる。長官のようで違います。鋼本人が作ったとは思えないし。
そもそも鋼本人(本体)は動けない身体なので、誰かに頼んだとしか…。鋼本体がいる部屋はそのうち出てくるかも。

交流会で鼎と鋼、バトりそう。
ハンデがある似た者同士だが、生身の仮面の女(火傷のダメージあり)vs機械じかけの分身(本体は重度の障害あり)なんで鼎は鋼に攻撃出来るんかと…。


強さランク、今現在蔦沼長官がトップかもしれない。あんなん勝てないって。義手であの強さとか。見た目年齢が20代後半で止まっているため(呪いは解けてるのに)、肉体が若いのも影響してるのか?

10年前の長坂にやられる(両腕切断)以前の長官の強さはどれくらいだったんだ…。生身でも強かったらしい。幹部クラス以上の長坂と対等に戦えてる時点で、強さが色々とおかしいのがこの組織。

本部司令・宇崎も本気出せばかなり強い。研究者上がりなんで、自ら開発した武器やら装備やらを駆使しているけどね。風貌はいかにも研究者な白衣に眼鏡スタイル。普段はテキトーです。

支部の小田原司令は隊員からの叩き上げなんで、肉弾戦に強い。風貌が強面髭サングラスな時点で怖いが。