熱海殺人事件みてきました。



お話を例えるならものすごい急斜面の坂をブレーキをかけずにかけ降りていくみたいに、どんどんお話が進んでいって最初から最後までクライマックスといった感じでした。



…なんと密度の濃い120分だったんだろうなと思うくらいあっという間で。


馬場さんたちが最後の挨拶をしているときも実感なくてひとりポカンとしていました(笑)



チャイコフスキーの白鳥の湖から舞台は幕開けチャイコフスキーに終わる
事件をスキャンダルがかきたてるような内容へと脚色し、まわりの人たちの人生を巻き込んで変えていく、力強く大胆で台風のような彼は本当に奇人であり最高の演出家。

馬場さんはもう刑事部長その人で。怒濤の台詞まわしとキレのある動き、そして24歳の男性が持ち得ないような大人の色気。
でも時折見せる馬場さんのお茶目さと笑顔や声にドキドキしたり


とにかく馬場さんから目が離せませんでした。


いままで熱海殺人事件という作品を知らなかったのですが、すごく楽しめました。


また改めて原作も読んでみたいです。