話題:創作小説
おはようございます。
パチパチありがとうございます(´∀`)
今回は少し短いです(^_^;)
次からもう少し書き貯めて更新しようかな。
でも、ブログにアップすると余り長いのも読みにくいと思うし…。
サイトにアップし直す時は、もう少し纏めようと思います(´∀`)
ではでは、追記よりどうぞ★(*''*)
*
『失礼致します!』
本来であれば、未婚の女性である女王の寝所に男二人が立ち入る事など不可能だ。
しかし、エリュージャル王国四大聖神の立場と権力を踏まえた上で、『火急の用だ』と伝え半ば強引に入室した。
『ジャミル…!』
寝台に臥せっていたアリルは、親友の声に弾かれた様に顔を上げた。
顔と声から安堵の色が見てとれる。
『アリルから話は聞きました』
それだけ言うと、体をずらし、アリルを前に導く。
所作は普段の自分に対するそれとは異なり、恭しさがある。
『アリル…。あの、私…』
『あぁ、やっぱり入れ替わってるんだね』
自分を客観的に見る事は無かったが、女性的な仕草には一寸の胸焼けを覚える。
しかし、それはセリアも同じだ。
『さて、これからどうする?』
『無論、元に戻らねばならぬ。一刻も早く、だ』
『リオンの魔法が元なら、リオンを呼べば良いのでは?』
『いや、恐らくリオンの魔法の副作用的なものだろう。アイツの魔法にそこまでの威力があるとは思えない。何らかの作用でなったのなら、リオンに解けるか…』
『あ、明日になってたら…。解けて無い、よね…』
明日も明後日も、ずっとこのままは、あらゆる意味合いで御免被りたい。
三人は言葉にせずとも同様の考えだった。
『ねえ、リオンとティニアは?二人はここにいたんじゃ無いの?』
不意に、セリアが最もな質問を投げ掛ける。
4の瞳がアリルを見つめると、やや視線を泳がせ、先程の失態を白状するのであった。