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水彩メモ

最近、イラストの主線は鉛筆で描いてますがどうもパッとしません
私の描く鉛筆の線はペンとかに比べて格段に薄いんです
筆圧とかもあるんでしょうが、あんまり濃くしすぎると水彩と混ざって汚くなっちゃうんですよね
汚くなるのも水の量が多いせいとか、迷い線が多いからとか色々原因はあると思います

さっき、更新したMOTHER絵(料理してるほう)も、もう少し何とかならないものか…
でも、前の記事の初音さんは鉛筆線ですが自然な感じに仕上がったと感じています
どちらも主線はBのシャーペンと2Bの鉛筆です
ではどこが違うのか二つの絵を並べて考えてみると
色の濃さの違いがはっきりと見受けられました

初音さんのほうが色が薄いですが、その分鉛筆線と上手く協調しています
MOTHER絵のほうは線こそ薄くはないのですが濁った色の濃さに線が負けている気がします
それでいて下手くそなエッジをきかせるものだから余計に線がぼやけて見える…
パッとしない理由はここかもしれませんね

解決法として
@線を濃くする
A色を濁らせない
B色を淡くする
C塗った後に乾いてから線を描き足す

他にも色々とあるでしょうが今思いつくのでこれくらいです

しかし、本当にパッとしない理由は私の技術が未熟だからでしょう
頭の中に思い浮かんだイメージを絵に出来れば苦労しないのですが…


日々模索です

初音ミク

この方をデザインされた方が気になってます

サイトについてB

-アンケートの話-
アンケート取り外しました
投票&コメントありがとうございました!

「力を入れて欲しい」なんて偉そうな書き方をしましたが
この結果で今後の方向性を決めようとは考えていません
ただ、皆様のこのサイトに来る目的を知りたいと思いアンケートさせていただきました

やはりMOTHERがダントツでしたね
しかし自作ゲームにも入っていたのには驚きました
もうMOTHER以外0票を覚悟していただけに(笑)
いただいたコメントも暖かいものばかりでとても癒されました
重ね重ねありがとうございましたー

◇夜の少年



夜になればみんなが眠りその日の全てに終わりを告げる
同時に僕の新しい今日が始まる
家族が寝静まった頃、僕はコソコソ家を出る


「夜の少年」


外の空気は冷たく澄んでいて防寒着を着ていてもとても寒かった
身を震わせながらいつもの場所に向かって歩いていく
この時脳髄まで冷えて自分の感覚が研ぎ澄まされていくような気がした
それは時として感情さえも凍りつかせる
学校のこと…
家族のこと…
自分のこと…
僕を取り巻く周りの全てのことがどうでもよくなるのだ
夜は僕の悩み事をかき消してくれた

しかし、家族は僕が夜な夜な出歩くことをあまりよく思っていない
当然と言えば当然だが僕はこの生活をやめる気はなかった
夜に魅了された僕は日の光の下で外を歩くことをためらった
強すぎる光と様々な雑音、行き交う人々…
考えただけで吐き気がする

これから向かうところも町から離れた森の中の人が全くいない場所
そこなら警察に職務質問されないし、変な酔っ払いに絡まれることも無かった

歩いているうちに段々と体が温まってくる
そうなると今までの冷徹な思考から今度は空想を考えるようになる
幼稚っぽくてロマンチックな空想…教えないけどね

空想を頭のおもちゃ箱から出して遊んでいるうちに目的地へと着いていた

ふいに人の気配を感じた…誰かいるのだろうか?
こっそり木の影から様子を伺ってみるといつも僕が座っているベンチに見知らぬ少女が座っていた
背は僕と同じくらいだろうか?明かりが少なくよく見えなかったが耳当てのようなものをしている
その子がこちらを見たので軽く会釈して今日はあきらめて帰ろうとしたところ

「待って!」

予想外だ…声をかけられた
無視して帰ろうとしたら…走って追いかけてきた!
驚いてる間に服をつかまれた
「何で帰ろうとするの?」
少女は軽く息を切りながら聞いてきた
「だって…知らない人だし…」
少女はあきれた顔で僕を見た
耳当てだと思っていたそれはヘッドフォンだった

「あなた…よくここに来る人だよね?」
僕は軽く頷いた
「ここ立ち入り禁止なんだよ?知らなかった?」
「知らない…」
「そっか…じゃあこの場所が工事されるって言うのも知らない?」
「そうなの?」
「来月ぐらいに工事が始まるの。誰も入れなくなると思うよ」
少女の言葉に僕はがっかりした、お気に入りの場所だったのに…
僕は疑問に思ったことを聞くことにした
「じゃあ君はそれを教えるためにここで待っててくれたの?」
「うん、私の家はこの付近なのよ。ほら、あそこに明かりがあるでしょ?」
少女が指差した方角にはほのかに明かりがあった
「ここによく来る子がいるって私の家じゃ噂になってるよ?」
「そうなんだ…ちょっと恥ずかしいかな…」
「そんなことないよ。私もよくこの場所に来るもの」
多分あなたほどじゃないけどね、と付け加えられてますます恥ずかしくなった

 

「ねぇ…あなたはどうしてこんな真夜中にここに来るの?」
一番聞かれたくない質問だった…
ここに来る理由を話すためにはまず自分の今の境遇を話さないといけない
それは今日会って間もない人に話すような内容ではなかった
彼女も薄々察してくれたのだろうか「答えたくなかったら別にいいよ?」と言ってくれた

僕は苦し紛れに一言だけ呟いた
「…ここが好きだから」
感覚的な理由だ…でも誤魔化すのに一番都合のいい言葉だった

「私と…一緒だね」
少女は優しい声で言った
その言葉に僕がどれほど安らぎ苦しんだことだろう
彼女になら何を打ち明けても全て包み込んでくれる気がしてきたのだ
だけどそんなの僕の自己中心的な考えにすぎない
いきなり深刻な身の上話をされていい気持ちになる人がいるだろうか?
だけど…

僕は真実を打ち明けようとした
「実は…」
言おうとするが少女の人差し指に制止されてしまう
「今はまだいいよ…。君の事はゆっくり知っていきたいんだ」
少女は「これから…ね」と付け足した
僕はもう何も言わなかった…いや、言えなかった
胸の鼓動は早まり、頭の中は混乱していたからだ

訳も分からず僕は泣いた
少女は何も言わずそこにいてくれた
溢れてくるうめき声を抑えて僕は顔をうつむけ鼻をすすり涙を流した

その状態がどれほど続いたことだろう…?
大分気持ちも落ち着いてきたころ僕は少女に呼ばれて顔を上げた

空が明るくなってきていたのだ

「家に…帰らなきゃね…」
少女は目を細めながら呟いた
僕がわざわざありがとうとお礼を言うと少女は照れくさそうにはにかんで笑った
日の光に当たった少女の顔は輝いてみえた


人々の今日が始まり、僕の今日が終わる

少女とまたここで会う約束をし、僕は家に帰った

 

おわり
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ジェフ

初めて彼のイラスト載せたんじゃないかな?
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