話題:行くあてのない気持ち


二日酔いの朝、つらつらととりとめもなく話し続けた。

詳しいところは忘れてしまったけど、年内にCさんと会わなくする計画(笑)も包み隠さず言ってしまった。
だって、実行したかったけど、すぐに頓挫したもんで。
ばかみたいな計画を練ったって、結局誘われたら断らない。
すぐに尻尾振って駆け付けるの。
いぬみたい。


お昼過ぎにはすこし回復したのでセックスした。
生まれて初めて『愛してる』って言われた。
そして生まれて初めて「愛してる」と言った。

『今朝みたいな寂しいこと言わないで』。

話したのは離れる計画だけじゃない。
わたしじゃない他の素敵な人とはやく幸せになってほしいと、ずっと強く思っていた。
怪我をして、離れる良い機会に恵まれた!とおもったのに、回復して戻ってきたらCさんは待ってくれていた。
そのあたりから気持ちが変わってしまった。

わたしと一緒にいてほしい。
わたしが一緒にいたい。

こんなこと思ったのは初めてだとおもう。
でも、そんなことを考える自分が心底気持ち悪い。

と、いうのも話した。
二日酔いってこわい!(笑)


『今朝みたいな寂しいこと言わないで』
そう言ったときのCさんはとても寂しそうな表情をしていた。
あの日、明け方、心配して家に押しかけた際に扉を開けてくれたときのと似ていた。
消えちゃいそうな表情。
わたしもこんな顔できるのかな。
ずるい顔。


まだ離したくない。
でも独り占めしていい時間もそろそろ終わるんじゃないかな。
そうおもうと毎日が過ぎることがこわい。
あの表情も他の人のものになるのかとおもうと、こころがしんどい。
深く関わると離れがたいなあ。


こんなことをずっと思いながら、明日の夜中にはまたのこのこと会いに行く。
愚か者の鑑(笑)