スポンサーサイト



この広告は30日以上更新がないブログに表示されます。

Helloプリンス 涙をとめて(@ph)

パスワードは、
HEROと眉毛の年齢を続けてどうぞ!

アレン&神田



神「そこを退けモヤシ。」
ア「神田こそ邪魔ですよ。」
神「あとから来といて図々しんだよ。」
ア「こんな時だけ先輩風吹かすなってんですよ。」
神「上等だテメェ表出ろ。」
ア「望む所ですよ返り討ちにしてやりますから。」
神「あとでピーピー泣くことになっても知らねーぞ。」
ア「それは此方の台詞ですね。」


エンドレス口喧嘩(笑)

恋愛中毒(銀魂)



土方に告白した。ついでに、キスも。
その時の土方は、今まで見た事もないような顔をしていた。そんな表情さえ愛しいと思ってしまう。
あぁ、俺はコイツを手に入れるまで、諦められないんだなと思った。


恋愛中毒


自分でも、何で土方を好きになったのか分からなかった。俺にホモの気はなかったし、むしろそういったモノを嫌っていた。
―――筈なのに、実際には『男』を好きになってんだから、世の中何が起こるか分からない。
初めて同じクラスになった時は、整った顔してんなぁ、と思っただけだった。それ以上も以下もなく、ただ漠然とそう思ったんだ。
意識しだしたのは、偶然居合わせた図書室でだった。1人で本を読んでいた土方を見つけて、何となく興味を引か れて話かけた。
始めは素っ気ない態度だったけど、少しずつ話す内に打ち解け、しかも性格が似ているのか、趣味も合い、気付いた時には仲良くなっていた。
そんな時にアイツの笑顔を見たのが悪かったんだと思う。いつも一緒にいる奴等(近藤や沖田など)にしか見せない笑顔を俺にも向けるから………。
それから、俺は目で土方を追うようになった。いつも土方を追いかけて、2人きりになれる時はすかさず話しかけた。
だから告白した時も、忘れ物なんか本当はなかった。生徒玄関から教室にいる土方を見掛けて、足が勝手に動いていたのだ。
教室に着いてからは、心臓がバクバクと五月蝿かった。それでも平静を装う事を忘れない俺って、凄いと思う。(笑)
いつものように少し言い合いをした後 、土方は余所を向いてしまった。それが寂しいと思ったのと同時に、気に食わないとも思った。
『違う所を見て欲しくない。俺だけを見ていて欲しい。』
そんな幼稚な考えが頭ン中に浮かんだ。
だからワザと大きな声を出して、土方を自分の方に向かせた。
1人が好きだとか、一匹狼だとか言われてるけど、実際は人見知りが激しいだけで、一度仲良くなれば警戒心もなくなる。この時も邪見な態度だったけど、ちゃんと振り向いてくれた。
それが嬉しくて、土方にキスして、告白した。驚愕している土方の頬に手を添えれば、肩を大きく揺らしていた。
ソレが驚きからなるものでも、恐怖からくるものでも、『自分だけ』を見てくれていると思えて、顔に笑みが浮かんだ。
その後の土方は、話掛 けても返事がなくて、意識が飛んでいるのだと分かった。ずっとその場にいても良かったが、近藤が来た時に面倒だと思い、メモだけ残して教室を後にした。

帰宅途中、頭の中は土方の事ばかりだった。触れた唇がとても柔らかかったとか、陶器のように白い肌がとても気持ち良かったとか、そんな事ばかり考えてた。
アイツにどんな風に思われてしまったのか、嫌われたりしなかったのか、そういう不安は全然なかった。本当に嫌だったなら、キスした時点で殴るか蹴るかしてくるものだろ。
まあ、やっぱり多少の不安はあるけども、そこは土方からの出方を待つしかないって訳で……。


「これからは、正々堂々と攻めて行きますかね…」


空に輝く一番星が、俺を応援しているように見えた―――…。




2008/3/11 記載
1つ前の『愛しい君へ、恋の呪文を』の銀さん視点です。

愛しい君へ、恋の呪文を…(銀魂)


「おぉ、土方じゃん。何してんの、1人で?」
「別に。近藤さんを待ってるだけだ。」

3年の大事な時期に、赤点を3つも取ってしまった(因みに5教科中だ。)近藤さんは職員室に呼ばれていた。そんな彼を教室で1人で待っていると、騒がしい足音と共に坂田が現れた。
そして冒頭のやり取りに至る。

「そーいうお前は、急いで戻って来てどうしたんだ。」
「んぁ?や、ちと忘れ物をしてな。」
「じゃあ早く忘れ物取って消えろ。即刻俺の前から消えろ。」
「や、ちょっとソレは酷くね?流石の銀さんも傷付くよ。」

そんなの知ったことか。そう思ったが口には出さなかった。とりあえず、早く俺の前からいなくなって欲しかった。
コイツの考えてる事が分からねぇ。いつも 死んだ魚のような目をしてるくせに、たまに見せる大人っぽい目付きが苦手だった。

「じゃあ早目に用事を済ませるとするかね。」
「あ?何言って………」

坂田の突然の不可解な台詞に視線を向ければ、途端に唇に柔らかいものが当たる。
それはすぐに離れていったが、はっきりとその感覚を覚えていた。
驚きで声が出ない俺の頬に、坂田の手が触れる。思わず肩の揺れた俺を、またあの大人っぽい目が見ていた。

「好きだ、土方…。」

この台詞に完全に思考回路はシャットダウン。
いや、俺、男なんだけど。つか、コイツの言ってた『忘れ物』ってのは、まさかこの事だったのか…?



「…シ、…おい、トシってば!!」
「っ!?……あ、近藤さん…。」
「どうし たんだよ、ボーッとして。待ちくたびれか?」
「あ、いや、なんでもねぇ…。」

あまりの混乱に、いつの間にか意識が飛んでいたらしい。教室には坂田の姿は何処にもなく、近藤さんと俺の2人だけだった。
そんな状況に、もしかしてアレは夢だったのかと思ったが、いつ手にしたのか、メモ用紙を握り込んでいた。何となく開いて文字を辿り、再び硬直した。
そんな俺を見て近藤さんが心配していたが、そっちの方にまで頭が回らなかった。
―――だって、そこに書いてあった文字は、


『大好きだぜ、土方。だからもう、逃げられると思うなよ…?』


それはとても甘い、呪文のような言葉だった………。





愛しい君へ、恋の呪文を…



2008/3/1 記載

沖田+土方 (銀魂)

 

まだ俺達が芋道場にいた頃の話だ。
その晩は風が強く吹き荒れていて、ボロ道場はガタガタと五月蝿いほど音を立てていた。
布団に入って詩作に耽っていると、襖の向こうに人の気配を感じた。慌ててソレ等を片したと同時に、その人影は無遠慮に部屋に入ってきた。

「……総悟、声くらい掛けたらどうなんだ?」
「アンタの部屋に入るのに、声なんかかけなくても良いだろィ。」
「テッメ………。」

入ってきたのは予想した通りの人物、総悟だった。ガキのくせに生意気な口をきく、腹立たしい奴だった。

「土方さんが寂しいだろうと思って来てやったぜィ。感謝しろィ。」
「いや、意味分かんねぇんだけど。何だよ、寂しいて。」
「こんな嵐の日に1人でいて、寂しいと思 ってたんだろ。ったく、仕方ねぇ野郎でさァ。」
「なんだその上から目線?!つかソレお前がそう思ったんだろ!?」

言い合いをしている間にもずかずかと近寄ってき、布団に潜り込んできた。摘まみ出してやろうかと思ったが、布団の中にいる小さな体が震えていることに気付き、変わりにその背中を軽く擦った。
一瞬大きく揺れた肩は、だが暫くすると力を抜いていった。

「なんで近藤さんトコに行かなかったんだ?」
「近藤さん…イビキ、が煩く…て、寝れな…。」

睡魔が襲ってきているのか、寝惚けたような声だった。暫くそのまま背中を擦っていると、小さな声で言葉が繋がれた。

「かぜ、が…」
「あ?風?」
「風つよくて…そと、にオバケ…いそ、で…」
「…… …。」
「1人、で、いたく…なかっ……」
「?おい、総悟?…って、寝てやがる……。」

全部を言い終わらない内に、規則正しい寝息を立てながら眠る、少年の頭を優しく撫でる。少し身動ぎされて焦ったが、起きる事はなく眠っていた。

「コイツでも、『怖い』と思うものがあったんだな………。」

自分の隣で安心したように眠る総悟を見て、そんな事を思った。
いつも飄々として自分に突っ掛かってくるガキとは、とても思えなかったから。

「ま、まだ小せぇガキなんだし、怖いモノがあって当然か。」

そう自分を納得させ、俺も眠りについたのだった―――…。







今は怖くても、いつかきっと怖くなくなる日がくるから………安心して眠りなさい。















ーーーーー
道場時代の土方&沖田。(土沖にも見える…)
終わり方が意味不ですみません。完全なる捏造話ですんません。
でも楽しかったです〓

2008/3/4 記載
上のコメントは当時書いていたものです(笑)
←prev next