＊ こいしたい ＊

しばらくして
大和が交流した｡

｢よっ(ﾟ▽ﾟ)ﾉ｣
『よっ(ﾟωﾟ)ﾉ』

学校の外で会う
大和は初めてで,
妙にどきどきした｡



ゆいが大和と話し始める｡


うーん‥あのふたり…

やっぱお似合い｡





気がついたらあたし

ふたりの間を

取り持っていた｡

ゆいが ぽつりと
話し出した｡


『大和君が･･･
気になるんだよね』


その時のあたし,
なんかわかんないけど
ショック受けた‥｡

たぶん,まいにち大和と接してて
好きになりかけてたんだと思う｡




あたしに比べてゆいは
背がちっちゃくて 細くて
目がくりくりしてて
お人形さんみたいで‥

こんなかわいい子に
あたしなんかが
敵うのかなって思ったら

途方に暮れた｡



すると,ヒロが大和に連絡して
今から大和が来ると言った｡


大和が来ることに
一気に嬉しくなった自分と,

ゆいのことを考えたら
素直に喜べない自分がいた｡

そんなある日｡


放課後,近くの公園に
みんなでお花見に行こう!
ってことになったんだ^^*


まな,ゆい,ゆみ,
同じクラスのヒロと
行くことになった｡


屋台の食べ物買ったり
みんなでわいわいしてたら‥

『あたしね,気になる人が
いるんだあ‥』って,

ゆいが話し始めた｡

入学してすぐに
ともだちができた＊

隣の席のまな*＊
かなえとしょうこ*＊

それから,隣のクラスの
ゆいとゆみ*＊


授業中手紙回したり
一緒にお昼食べたり

仲良しグル-プだった｡




大和とも しぜんと
話してるじぶんがいた＊

まいにち｢おはよう｣
ってゆって,

『おはよう』
ってかえってきて,

しぜんと仲良くなってた｡

あたしの高校生活｡

高校の３年間
ずっと好きだった人がいる｡


同じクラスの 大和｡




入学式当日,
出席番号順に並ぶ｡

出席番号が近かった大和と
ふいに 目が あう｡


『｢････････｡｣』


特に 言葉を交わした
わけじゃない｡

会釈もしない｡
愛想笑いもしたわけじゃない｡


ただ,目が あっただけ｡




なのに,なんでだろう｡

その一瞬で

｢あたし,この先コイツと
"なんか"あるだろうな‥｣

って,予感がした｡




まさか その予感が
的中するなんて
思ってもなかったけど..