少し間が空きましたが、前回の話と繋がりある話になります。
親が子供に与える本当の愛とは、10年先を見て、子供が自立して生きていけるように、時に厳しく向き合う愛も含まれるのだそうです。
今回は、義弟さんについて思うことを書いていきます。
義弟さんは、私の旦那さん(彼)の血の繋がった弟です。
初めて会った時から、人の顔色を見る癖のある人だと感じていました。
彼と義弟さんは、両親にかなり差別されていました。
彼から見て両親は、筋は通さないし、デリカシーもなく、非常識の塊のようにしか見えなかったそうです。
彼は、生まれつき正義感が強く、両親とはいつも対立していて、両親の機嫌が悪いときは、耳から血が出るくらい殴られたり、包丁で指を怪我させられたりと、虐待に近いくらいの扱いを受けていました。
一方の義弟さんは、甘え上手な所があり、多少のしつけとしての暴力はあるものの、とても弱い面があり、また優しい性格で、母親には、かなり可愛がられ、父親にも色々と我が儘を訊いてもらえたようでした。
それから大人になり、彼と義弟さんの生き方は、かなり対照的になっていました。
彼は、私の3つ下なのですが、年齢を感じさせないくらいのしっかりとした自分の考えを持ち、いつも先のことを考えて、自立した人生を生きています。
一方、義弟さんは、今でも両親の経済的援助に頼り、思い通りにならないと我が儘な行動をとり、身内に対しては自分は何をしても許されるという甘えを持ち、誰かに寄りかかる人生を生きています。
生まれもった性格の違いはありますが、人の魂は、やはり本当の愛を貰えているのかどうかを知っているそうです。
義弟さんは、母親から本当の愛をもらえなかったのです。
私は、一度だけみたことがあります。
ある時期、義弟さんから、私達夫婦を貶めるよう言動や行動を何度もされたことがありました。
私達夫婦は1年間くらい様子をみました。
でも、義弟さんの態度はエスカレートするだけだったので、義弟さんと両親と集まる時に、相談することにしました。
私が義弟さんにされたことを話す度に、義父さんは不機嫌になり、自分が色々と気を回してやったことだと言い、義弟さんの代わりに謝ったりしていました。
義母さんは、義弟さんは悪気がないのに、時々暴言言ってしまうのよ、だから義弟さんは悪くないと言い続けていました。
肝心の義弟さんは、自分は私達夫婦を貶める事は一切していない、ただ言葉で不愉快にしたのは謝ります。
という感じでした。
義弟さんの魂からみると、なぜこの両親は正しく叱ってくれないのだろうと感じるように思います。
義父さんは、義弟さんを庇っている自分が好きなんです。
義母さんは、義弟さんを守っている自分が好きなんです。
義弟さんは、自分が悪いことをしているとわかっているけれど、本当の愛情を貰えていないから自分に余裕がなく、自分の非が認められないのです。
最近教わったことなのですが、
物事の因果は、50対50です。
相手にも50、自分にも50、それを引き起こす原因があるのです。
また結果、殺人などで、相手が100に見えることでも、因果は等しく50ずつになり、引き寄せも関係してくるようです。
お話を戻して、
義弟さんは、本当の愛情が注いでもらえなかったから、魂は寂しい思いをして、傷がたくさん増えているので、もうこれ以上、自分を傷つけたくないのです。
だから、どんな時も自分が正しいし、相手が全て悪いのです。
この悪い連鎖を解く鍵は、兄である彼が、正しく導いてあげることになるようなので、私にはどうすることも出来ません。
そして、私も義弟さんのしたことが今も許せていません。
時間が解決することもあるかもしれません。
ただ、誰にでも幸せになる権利はあります。
だから、遠くで義弟さんの幸せを願うことにしました🍀
今回も愚痴のような話にお付き合い下さり、ありがとうございましたm(__)m
また、先月拍手下さった方、ありがとうございました🍀