話題:インターネットはバカになる?
 (趣味でWEB小説サイトを運営してる者です。)

 みなさん、『太田総理…』御覧になりました?
 わたし、テリー伊藤サンのご意見にかなり衝撃を受けました。
 “インターネットはバカになる”というところ含め、バーチャルはリアルと違うんだっていう所にです。
 わたし、自分の小説サイトを始めてから、かなりインターネット依存症になってました。
 会社行く前と帰ってからと、毎日暇な時間べったり6〜8時間はやってましたよ。
 確かに、インターネットって楽しいし、イヤなものキライなものは見ないでいいからニンゲン関係も楽。
 だけど、それでどんなに検索してそれを知ったつもりになっても、一回実物を見た時のインパクトにはやっぱり敵わないんですよね。
 パリでエッフェル塔を間近に見た時、わたしは本物の迫力に圧倒されました。TVでも本でもインターネットでも語り尽くせない生の感触がそこにあった。力強い突き抜けた感動でした。
 こういう感じを忘れちゃいけないって、思うんです。
 テリーさんは『リアルな生活にあるイヤなものが、感性を磨くのだ(正確ではありませんが)』ということもおっしゃってました。
 これ、とっても大切な事だと思います。
 正直言って小説サイトをはじめてから、わたし素敵人気サイト様の小説ばかり読んでました。頭の中には素敵小説ばかり。
 どうしたらもっともっといい作品が書けるんだろう、そんな気持ちでしゃかりきになってました。
 だけど、それだと自分自身がどんどん自家中毒になっていくのが解るんです。
 どこかで読んだような表現、どこかで見たような言い回し、使い古されたシュチエーション。書けば書くほど自分の目指すオリジナルなものからどんどん遠くなって行くばかり。
 そんな生活の中から、これがこの世界で唯一のわたしのオリジナルだと胸を張れる素晴しい作品が生まれて来るとは、とても思えない。
 書く事が好きだし、書き続ける事はわたしにとっては大切な事。
 だけど、リアルな世界にちゃんと生きてイヤなことにもぶつかって、感性を磨き伸ばして行く事は、まだまだ若い?自分にはもっと大切な事なんじゃないかと。
 え〜、それで何を言いたいかと言うと、しゃかりきになるのは止めます宣言する事にしました。
 小説関係は週末にまとめて、平日は自分の私生活でいろいろリアルにチャレンジする方に重点を置く。
 WEB活動命だった自分にとっては、これってかなり勇気のいる決断です。
 更新が不定期になると当然常連のお客様でさえ『付き合ってらんね〜。他にもっともっと面白い素敵サイト様あるし!』となるでしょうし、それは仕方の無い事だと思います。
 想い出した時に、『そういやあの続きどうなった?』って覗いていただければ、それで充分有り難い事なのだと思います。
 いつの間にかもの凄いインターネット依存→中毒症患者になってたわたしにとっては、目からウロコが落ちた番組でした。(I)