panchakarma

煙の香り

話題:煙草

私は煙草は吸わへんし、
仕事柄煙草は厳禁なんで
全く煙草とは縁がない。

そんな私の煙草の思い出。

昔昔付き合ってた人が
かなり煙草を吸う人やった。
なんか苛々すると吸わんとおれん
どうしようもないくらい
ヘビースモーカー

やけど車の中と私がいるときは
煙草を全く吸わへん人やった。
『お前とおるときは吸いたいと思わへん』とか格好つけてたけど、何言ってんやろ位にしか思ってなかった。

せやけど一度だけ私の前で煙草を吸ったことがある。

車で遠出した帰りのコンビニで、どーしても吸いたいからってことわられて、離れてやったらかまへんよって言ったら、私からえらい離れて煙草吸ってた。

煙草は吸わへんし嫌いな私やけど、あの時だけは彼の煙草を吸ってる姿を初めて見てちょっとだけ格好いいなって思った。

それから別れるまで煙草を吸ってるとこは見たことがない…というより彼が肺をいわしてしもて煙草が吸えんようになった。

次に付き合う人は煙草を吸わない人であって欲しいけど、あの数分間のことはきっと私の記憶の片隅に残るんやろう。

ろくでもない人やった。
馬鹿みたいな夢をみて
馬鹿みたいなことして
みっともない人やった。
別れて後悔は無いし
彼の煙草の銘柄さえ知らんけど
あの姿だけはちゃんと大人で
格好良かったなぁ。

結局最後には愛せんかった。
苦い苦い思い出やわ。