燐の華

いつもそう。

「○○さんなら大丈夫」
「○○さんなら安心」
「○○さんはできるから」

何を根拠に？
私できる子じゃないよ。
大丈夫じゃないんだよ。
不安だよ。

そういわれるから、それに答えないとって思う。
でも、それって疲れるの。

いい子で居ないといけないから。
出来る子で居ないといけないから。

やっと、やっと見つけたと思ったの。
私が私で居られる場所。
でも、失った。
自分で自分の大切な場所を失うようにしてしまった。

あの人からも言われたんだ。
「六絽は俺が居なくても出来る子だもん」

違うよ。
違うよ。
出来る子じゃないんだよ。
だって、私が病んだりすると困るでしょう？
うざいでしょう？
だから、そう思われたくないからそれを隠してしっかりしてるように見せてる。

結局、私が弱味を見せることは許されない。
私の弱味を見せるとみんな離れて行ってしまうから。

さよなら大切な人。
大好きです。
次に進めるように私も頑張る。
でも、いつでも私を使ってくれていいからね。

嫌われたくないわ。

私はもう誰も頼らないことに決めた。

出来るかわからない…

けど、出来る限り人に頼らない。

甘えもしない。


もっと頼って。甘えていいから。

そんな言葉信用できるわけがない。

いつからあたしは人を信じられなくなった？

甘えて、頼った結果私は重いと、うざいと、面倒だと思われたのだから。

私が病んでなければ違ったのに…

もっと強い子になりたかった。

そしたら周りのみんな、私に関わる全ての人に迷惑かけずにすむのにな…

ずっと私を支えてくれた人。
辛いとき話を聞いてくれた人。

私の話がうざすぎて嫌われちゃったみたい。
もう私の話は聞きたくないみたい。

当然よね。
暗い話、ネガティブな考えばっかりの私の話なんて聞く方も暗くなる。

私が心療内科に通ってることを知ってる人はそれなりにいる。
でも、みんな結局は同じことをいうの。

「気の持ちよう。」

私もそう思ったよ。
私はほんとは普通で、病院に通ってるのもみんなに心配されたいだけなのかもしれないと。
担当医にももう来ないほうがいいんじゃないかと思ってるってこと伝えた。
先生は
「気の持ちようで何とかなるならここで泣いてないでしょう？
　無理に気分転換しようとしたりしなくていいからね。」
って言ってくれた。
一応れっきとした病気みたい。

でもね、
精神病んでて、面倒くさくて、暗い私なんかが人に関わってはいけない気がするの。
その人に迷惑をかけてしまうから。
ごめんね。
私とかかわったすべての人。
特に家族にはとても迷惑をかけてる。
もっといい子だったらよかった。
こんな私でごめんなさい。

消したい。

私という存在を。

どうしたらいいの？

なにがしたいの？

どうするのがいちばんいいの？

わからないよ。

私が死ぬのが一番いいのかな？

死ぬならせめてじぶんの葬式代ぐらい稼いで死にたいね。

最近は気分も悪くなかったし、なんとかやってたんだ。

なくなったと思ってた薬も見つかったし、
朝起きれなかったのも薬飲み始めて起きれるようになったし！

だから忘れてたよ。

私は必要のない存在だということを。


ストーカー？にあって混乱してあの人に電話を掛けた。
当然出なかったけど。
出てほしかったということをメールで伝えても返事はない。
忘れてたの。
あの人はゼミの合宿にいってる…はず。
火曜と水曜の二日間だけだと思ってた。
それを思い出したは木曜日なのだけど。
二日間だけじゃなかったのかな…
私の記憶に関しては忘れっぽいからか曖昧…
水曜と木曜に一回ずつ電話とメールした。
電話は出ない。
メールも返ってこない。
まだ合宿？って内容のメールにすら返ってこないの。
ハイかイイエだけでも返す暇がないのかな…
違うね…返したくないんだ。
私とメールしたくないんだよね。
ごめんね…
ウザったい女でごめんね…
最初はそんなに暗い気持じゃなかったからポジティブに考えようとしてた。
それが間違いよね。
ポジティブに考えてそれが当たったことなんてないのに。
所詮あたしにポジティブに考えるのなんて無駄なんだよ。
ほぼネガティブに考えてるときのことが当たるのだから。

どうしてこんなにあの人に依存してるのだろう。
あの人に私はいらない、必要ないのに。
遊んでもホントは私と居たくないのだよね。
気付かなくてごめん。
無理させてごめんね。

死にたくはないから、
私の中のあの人の記憶がなくなればいいのかな？
そしたらあの人は私に関わらなくても済むから。

そんな都合のいいことないけど。

ネガティブな私はとても面倒だから。
だから私は常に明るくて姉御肌で居なくてはいけないの。
泣くときは一人で。
助けなんて求めてはいけない。
私に助けは居ないのだから。
自覚なさい。
私には頼る相手はいないの。
一人だよ。
ずっと一人なの。