2021-6-28 16:42
梅雨
相変わらず、日平均10-20くらいアクセスあるのが不思議だね。
ここも私のセーブポイント。
春にテレビで『大豆田とわ子と三人の元夫』っていうドラマをやってて
すごく観てた。見逃し配信で毎日観た。
脚本の坂元裕二が好きなんだよね。松たか子も。
その中で、親友を亡くした主人公が、何故死に際そばにいてやれなかったとか色々、後悔するシーンがあって
それを受けて、数学好きな男性がこう語るの。
「あの、過去とか未来とか現在とか、そういうのって、どっかの誰かが勝手に決めたことだと思うんです。
時間って別に過ぎてゆくものじゃなくて、場所っていうか、その……別のところにあるもんだと思うんです。
人間は現在だけを生きてるんじゃない。
5歳、10歳、20歳、30、40、そのときそのときを人は懸命に生きてて。
それは別に過ぎ去ってしまったものなんかじゃなくて。
だから、あなたが笑ってる彼女を見たことがあるなら、彼女は今も笑ってるし。
5歳のあなたと5歳の彼女は、今も手をつないでいて。
今からだって、いつだって気持ちを伝えることができる」
その考え方、すごく私に合ってると思って。
観て、心があたたかくなったね。
ここにもたまに書いてるけど、よく昔の知り合いのこと思い出すんだよ。
思い出は、心の中の箱にしまって、誰にも触れないようにして、そしたら私はそれをいつでも取り出して眺めることができる。
でも、懐かしいな会いたいなって思ったときに、会えないことに愕然とするその度。
私もその人も生きているのに、会いたいのに、なんで会えないんだろう。
関係性、距離感、価値観や時間の使い方が変わって、或いは何か決定的な出来事が起こり、「疎遠になる」
当たり前のことなのに
隔たってしまっている、そのことに、いつも寂しくなるし
諦めきれない、と思う。
でも「過去」が場所で、会いに行けるものなら、やっぱりそうなんだよ。私は会いに行っていいの。会いに行けるの。心の中で。
肯定されて、さみしい気持ちが減った感じ。
いいドラマだった、ずっと、1話から10話まで。
コメント