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壊れた涙腺は枯れたまま

苦い? 甘い? しょっぱい?

馬鹿みたいにのめり込んだ



さよならを告げるとき
嘘だと分かってたのに
繋いだ手を悪戯に振り解く

泣き崩れる心も
嘘を叫ぶ言葉も
全て分かってたのに

馬鹿な私達は
傷つけ合う事でしか
愛を語ろうとはしない


血だらけの手を
握ってくれた貴方は
もう握っていてはくれないの?
私に瞳を向けてはくれないの?

あの優しかった言葉も
今となっては偽りの言葉


逢いたくなるのが
当たり前だと想ってたから
貴方からの連絡を待つの

鳴る度に目を傾ける
握り締めた携帯電話は
いつの間にか机の上にある

私達の関係は赤い糸なんて
関係じゃなかった


傷だらけの掌は
今はもう冷たい結晶
触れば壊れてしまいそう

貴方の温もりは
心の何処かにあるのかな?



さよなら、さよなら
愛する貴方、愛した貴方

愛がなんなのか
それをまた探すよ


貴方に『愛して』と叫ぶ

灰皿に収まるほどの記憶



微かに夢の中。

ここは何処?
私は誰?

そんな事は言わない
なのに、分かりたくない


夕暮れがとても綺麗だよ
電光石火で走り抜ける記憶

忘れてた人をまた思い出す
あの人は今何をしている?
そんな事を考える


理解を望み
理解を拒んだ私


選んだ道は正しかった?
それとも過ちだった?

分かりはしないけど
今が正しいと望んだ

あの手の温もりは
まだ心の中にある依存?
違う、心の中にある記憶



満天の夜空は美しく
水面を優雅に泳ぐ

一点の光が欲しくて
一つの翼が欲しくて
けど、それは不可能だった

私達ほど愚かな生き物は
この世の中にいなくて

私達は馬鹿な生き物だ
なのに、必死で偽る
まるで、高等な生き物のように




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