ぱぱに逢えるまで私の中でたくさんの葛藤があってたくさんいろんなことを毎日考えて悩んだ。
不倫に幸せを求めることが間違いというのは頭では分かってる。

何度もお別れを考えた。
何度もぱぱにお別れの話もした。
だけどぱぱはお別れに同意はしなかった。
わざと、ぱぱの感情を逆なでするようなメールもした。

…だけど普段は女心一つ分からないぱぱなのに起こることなくお別れには同意をしなかった。

朝起きてぱぱのおやすみのメールに気付いた時に嬉しく思い小さな幸せを感じたりする自分も事実。

ぱぱに逢うまで恋なのか愛なのか興味が薄れたのか本当に別れたいのか私は私の気持ちが分からなくなってた。

不倫はお付き合いした分だけの時間が別れに必要だと何かで読んだ。
私達は長くお付き合いをし過ぎてしまった。


ぱぱに聞く。
私に好きな人が出来たらどうする?

ぱぱは答える。
お別れは絶対にしない。
ストーカーになるかも。

きっと冗談だろうけど最後にぱぱの顔を見て香り感じる事が出来るなら心の奥でぱぱになら命を奪われてもいいかもしれないと思った。



ぱぱとお泊まりをして帰ってくると私の身体からぱぱの香りがする。
それは人工的な香りでは無くて、ぱぱの身体から香るぱぱだけの香り。

ぱぱの香りが私から香る。
何故かお風呂に入っても着替えても消えないその香りは私を包み私の心をも包み込んでくれる。
寂しさと安心と不思議な感情。

私はぱぱをやっぱり好きなんだ。
ぱぱをしてる。