つまらなかつた。

話の展開が雑。今まで積み重ねが無いから燃えない。

蛾眉雷蔵は、赤に待ち惚けを食はされたお馬鹿さんといふだけのキャラだつた。最後も小姓に良いやうに扱はれて果てた。作り手は、カツコ好い敵が散華したといふ風に描いたつもりなのかしらん。

兄弟いとこは、単なる設定で、それがドラマに何かをもたらしてゐる訳ぢやないから、兄弟いとこで家族だからどうかうと言はれても、何の感慨も無い。キンジの家族への思ひがどうのかうのといつたことがしたいんだらうけど、取つて付けたやうにしか見えない。

キンジに止められた赤は
「4人が待つてゐるから」
と答へて、実際、4人は、待つてゐたけど、これは、
「5人が家族として繋つてゐる」
といふよりは、
「青黄白桃は、口では赤が居なくても頑張ると言つてゐるが、赤が大怪我をしてゐる現状であつてさへ、赤に頼り切つてゐる」
といふ風に見えた。

何だか、キンジが加つたせいで、青黄白桃の四色一絡げ状態が更に強つていきさうな気がする。

さうさう。九衛門は爺の元弟子なんだとか。ふうん。思ひ付きで話を作つてんの?――と思つちやつたけど、復活した直後の蛾眉雷蔵が九衛門のことを知らなかつたことや九衛門が小槌の在処を知つてゐたことがもしかして伏線だつたのかしらん。

話題:手裏剣戦隊ニンニンジャー