発表会まであと2週間…………
色んな子がいますからね、緊迫感をもってレッスンに望む子がほとんどですが、中には全くマイペースというと聞こえがいいですが危機感ゼロの子もいます。
今回、仕上がりに不安な子が2名。
私の方が毎回ハラハラして一生懸命教えるのだけど、時々イヤになります…
なんにも伝わってない…
私ひとりがアツくなってる…
と思ってしまうんですよ。
ちょっと前にも記事にしました全く練習しない中一の子なんですが、この子の親は、今更になって
「発表会っていつでしたっけ?」
とメールしてきました
親がこんなだから、子もこうなのか??と思わずにはいられない。
月謝袋を無くす、忘れる、溜めるは当たり前。
レッスンの振替してあげた日も来ない(親子揃って忘れていた)
この子に関しては、ピアノを教えるという以前に、これからの社会を生きていく上で大切なことを教えて行きたいのです。
今まで沢山の子ども達を見てきて思うのは『頑張れる子』と『頑張れない子』がハッキリしています。
正直、この子は頑張れない子なんです。
練習をしないというだけでなく、部活も「しんどいのはイヤだから」という理由で美術部に。
レッスンも休みたいときはすぐ親に言って休ませてもらえる。
他の中学生は、夕方18時半以降にレッスンなのですが、この子は
「遅い時間はイヤだ」
というので、土曜午後に。
頑張れない原因のひとつは親ですね…
この子のワガママを簡単に聞き入れてあげてる感じがします。
このままでは、きっと大人になって働き出しても、辛いことがあったらすぐに辞めてしまうんじゃないかって思うんですよ…
ピアノって…ゴールが無いので、ずーっと習い続けてると何度も壁に当たるし、練習もイヤになります。
ゴールが無いので、目標として発表会だったり、「この本終わったら好きな曲しよう」という節目のようなことをしています。
壁を乗り越える為の助言や手伝い、応援を私はするのですが、実際に乗り越えるのは子どもなのですよね…
私は普段のレッスンでも曲の合格ラインは結構厳しいので、半端な仕上がりでは合格させません。
なので同じ曲を1ヶ月くらいかかる子もいます。
だけどね、頑張れる人になって欲しいんです。
ここで妥協したり諦めたら、きっと大人になっても頑張れない人になってしまう。
自分の力でいくつもの壁を乗りこえれる強さを身に付けて欲しいんです。
ピアノは家で練習するもの。
勉強もそうですが、家にいると色んな誘惑がありますもんね。
ゲーム、テレビ、漫画…
わかります。
私もそうでしたから。
つい漫画読んでしまって、気づくと一週間練習しないでレッスンにいく事もありました。
自分との闘いなんですよ。
これからの社会はプレゼン能力が必要だとも思っています。
ピアノを人前で弾くのは私でも緊張します。
その緊張する場面をたくさん経験して強い心臓を持てる立派な大人になって欲しい。
そんな話をこないだ中一の子にしました。
少しでも伝わっているといいのですけど…
ちなみに、連弾は全員弾くのですが、ペアの相手はあえて娘にしました。
娘なら、合わせてあげることが出来るし、演奏がぐちゃぐちゃになってしまうと他の生徒さんではかわいそうなので。
さあ、あと2回のレッスンしかありませんが…もうなるようになれ!!
といった気持ちです(笑)