話題:ひとりごと
※月末は通信速度遅くなることが多いので、10月末はサボってました。
◎急に寒い。
◎「テストの花道」という番組でやっていたのだけれど、国語の長文問題を解くコツは、@出典をチェック(タイトルを見れば内容のイメージが沸くので)。A「しかし」「そして」などの接続詞だけでなく、文中接続詞(「〜のである。」「〜ではなく、」など)をチェックするのが大切なんだって。
◎あと、文章っていうのはパンとパンの間に具が挟まっているというサンドイッチの構造をしてるんだって。パンが抽象で、具が具体。抽象はふんわりしたパンで、具体は文字通りハムとかレタスとかのしっかりした具だと思えばいいのかな。
◎確かに、子供の書くような日記一つにしても、
「今日、とてもいやなことがありました(抽象)」
↓
「きゅうしょくの時間、たかしくんに牛にゅうをかけられたからです(具体)」
↓
「かおとふくがぬれて、とてもいやな気もちになりました。かみもぬれました(具体)」
↓
「どうしてたかしくんがこんなことをするのか、今のぼくにはわかりません(抽象?)」
↓
「となりの席の西さんにはなんだかぞうきんのにおいがするねと言われました(具体)」
↓
「だからぼくはたかしくんがいやだなぁと思いました(抽象)」
みたいな構造だよね。
小説や物語もそうなのだろうか。
言われてみれば、物語の冒頭はふんわりしていてよくわからない方が引き込まれて面白いのかもしれない。
例えばまどマギ。いきなり謎の何かと戦うほむほむがいて、magia流れたりする。まどかに何か訴えかけようにも聞こえない。ほら謎。ふんわりしてる。何?何?ってなる。引き込まれる。
所謂伏線というやつも、後々の具体に繋がる抽象のようなものなのかな。
構造や構成っていうものをもっと勉強しなきゃな。
◎高校生の競技かるた部を見学しました。札を取るスピードや素振り、畳を叩く様子に鬼気迫るものを感じて、なるほど『ちはやふる』でいう所の「競技かるたはスポーツ」なんだなと思った。
一文字目を読まれた瞬間に皆が突っ込むので「わっ」と札が散って私の足元にも飛んできて、「すみませんっ!」と凜と札を拾いに来る様子も体育会系っぽい。挨拶の姿勢も凛々しい。
ちなみに私の足元に飛んできた札は「よしののさとにふれるしらゆき」だった。雪のように真っさらで厳かでしんと静まり返った情景がこの競技かるたと相まって、「この子たちこんな真摯に言葉と向き合いながらスポーツしてるんだ」と思うと身が引き締まる思いだった。
しばらく百人一首やってないからだいぶ忘れてしまっているふにゃふにゃな自分がかなC(´;ω;`)
◎歴史秘話ヒストリアの録画分の鑑真の回を見る。
◎鑑真を日本に連れてこようとして唐に渡った僧二人の名前は栄叡と普照。
◎ちなみに鑑真が日本に来てくれたのは、日本に仏教の戒律を伝えるため。
200年前、聖徳太子が「200年後も仏教はすごいお!(・∀・)」みたいなこと予言したんだけど、いざその頃になってみると日本の仏教はなまぐさ坊主やエロ坊主が(いろんな意味で)乱立してるひどい有様だった。これじゃあいかんと思った時の帝・聖武天皇が、唐から僧を招いて日本仏教を律してもらおうと、遣唐使よりも前に僧を何人か派遣してたんだね。
◎鑑真は何度も危険な渡航を試み、身体もボロボロで目の病(白内障と思われる)にまで冒されてしまうんだけど、日本の仏教発展のために尽力し、ついには遣唐使の頃に渡航が叶ったのだそうです。
【今日の言葉】
ということで、鑑真の名言。
「我若し終に亡ぜんときは、願わくは坐して死なん」
意味:私の命が終わる時は、結跏趺坐(けっかふざ=仏教における正式な座り方)をして死ぬことを望む
鑑真はその言葉通り結跏趺坐したまま亡くなったといわれ、最期の時まで仏道の修験者であり続けた。