ytraP/aeT/daM

夏の頃は冬が来ても乗りきれると思ってた

もうあんな痛みも忘れられたと思ってた



けど無理


僕はずっと痛みを感じなければならない



それが嫌



ゆっくりゆっくりと首を絞められる

いっそ殺して


殺したいし


死んだ方がまし

ずっと引き摺り続けて


恋愛にさえ臆病になった
僕は恋のしかたなど

なにも知らないのに


知るために他人と関わることが怖い


表面上の笑顔

精一杯の努力

話題:泣きたいのに泣けない


感情が封印されてる
愛想笑いし続けるから

たまに空気読めてない

涙が流れない


痛みは胸に突き刺さるけど
それが涙を流すだけの穴を穿たない


感情が無くなるとともに
自分の全てがどうでもよくなる

集中力がない
ずっと寝ていたい
なにもかも忘れていく


忘れていくのに嫌なことだけはまとわりついてる

涙をながせるだけ自分を取り戻したい
そうしなければただの蠢く肉塊


レポート今月分はあきらめた

また今まで通りなの？


精神薬のむ？



死ねばいいんだよね

僕の中にジリジリと
一つの火種が燻ってる


一寸の風が服だけで
また炎へと変わるやっかいな火種


燃えると理性なんか関係ない
痛みが恋しくて
痛みを恐れる


心を滅茶苦茶に蹂躙されて

その傷跡は癒えない


どうにか解決しようとしても
すぐに風が起きる


どこか遠い国に行ってもそうだろうね


とりあえず今は生きてる

あきらめることが生き方

痛みを知ったからこそを
原動力にはできない


僕はそうなんだ


その痛みをまだ本当に受け入れてはいない