2015/1/17 Sat 19:19
烏の濡羽11

話題:連載創作小説

がうです。
最終回!!
ついに終わりに辿り着きました!
以下本文
↓ 





私はこの宝石の輝きを少し憎く思った。

「アケ、あの男たちの顔覚えてる?」
「変装していなければ、大丈夫だ」

アケの表情はいつだって変わらない。
憎しみや悲しみをアケは知らないのだろうか?
負の感情が伝染しなくて少しだけ安心を覚える。

「私もアケと同じになっちゃったね…」
「ヒサギ?」

帰る家はもうない。
待つ両親ももう…。
また泣けてきた。
アケが胸を貸してくれる。
温度のないアケの胸。
自分と重ねて私は初めてアケの事何も知らないと気付いた。
この宝石の事も。

「アケは私がどこに行こうと一緒にいてくれる?」
「ヒサギがそれを良しとするなら」

こうして私とアケの旅が始まった。




おわり
***
村上に、まだ続くと思ったら終わった、と言われた終わりでした。笑
秘技・がうのよくやる終わらせ方!!
ファンタジー系を書くときにはよくこんな、これから旅に出るぜ!で終わらせちゃいます。
アニメとか打ち切りとかでよく見る…。
一応考えてもみたんだよ、今後の流れ。
興味があれば追記へどうぞ。



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