2014/1/21 Tue 12:45
お口に合うかわかりませんが…

話題:突発的文章・物語・詩
たまにはこんな話も書いてみたいというだけの落書きのようなもの。


***


とろけるような痺れを感じれば戻る事は難しい。
目の前にいるアナタが欲しくなる。

少し触れれば暖かく柔らかい。
鼻を近づければアナタの匂いがする。

唇が触れあえば、漏れる吐息をもっと聞きたくなる。

急ぐ必要はない。
それは分かっているのだけど、頭では次を考えては打ち消していく。

アナタの瞳を見れば「どうしたの?」と声を出さずに問うものだから髪を指にすくった。
何度か撫でると気持ちがいいのかアナタは笑う。

今度はその手をアナタの首へ這わす。
ゆっくりとなぞれば、アナタの身体が少しだけフルリと震えた。

ニヤリと笑ってアナタを見ればキッと睨まれてしまう。
大丈夫、どんなアナタもいとおしいから。



おわり
***


爆発事故に巻き込まれ、私は目の前で息子を亡くした。
私は息をしない息子にすがって、わめき散らし名前を叫んだ。

息子を生き返らせてと思う前に私も息子と同じ場所へと願った。
訳もわからず、頭が真っ白で、ただただ絶望だけが満ちている。

そんな私に落ちてきた鉄の柱が胸に突き刺さる。
痛みなど感じる暇もない。
もしくは痛すぎて分からなかったのかもしれない。
ガポッと口に血の溜まる音を聴いて
私は終わった。



おわり
***

なんかちょっと書きたくなって書いたがうの落書き。
上のを半分書いた時点で下の話が思い浮かんで、書き上げて、それから上を書き上げた。
甘いの食べるとしょっぱいの欲しくなるよね?


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