今日、ずっと挑戦してみたかった職種の面接に行ってきたのですが。


なんというか外観からして想像以上に凄いところでした。


すごく場違いな感じで。




面接は普通にお話するようにあなたのことを話してください、と言われて

いままでの生い立ちを聞かれて

基本が家族の話しで。


家族の思い出とか
家族の中で尊敬できる人とか
なにが一番嬉しかったとか


まさかそんなこと聞かれるとは思ってなかったから
それでもありのままの自分を知ってもらえるように話したつもりだったのだけれども


あたしには、あまりにもなにもなさすぎて
話していてびっくりしたし悲しくなった。

悔しくなった。




思い出とか、楽しかったこととか
普通ならすぐに思い浮かぶんだろうけど

ほんとうになにも思い出さなくて




普段の日常のこととかもそう。


バイト以外なにもしてこなかった。

そのバイトの経験の中でも
あたしが得られたものがなんだったのか
わからなくなってしまった。




面接して下さった方は
熱心にあたしの話しを聞いてくれたのだけれど
途中から凄く申し訳なくなったし


ただただ、あたしなんにも持ってないんだなあって。





面接行ったことは伏せていたんだけれど

あたしが聞かれたことと同じようなことを
他の人ならなんて答えるのだろうとおもって
ゆうさんに聞いてみたの。


そしたらそんなに深く話したわけでもないのに
ゆうさんがすごく、愛されて育ってきたのがわかって。


きっと、こういうことだったんだなあって。


今までの生い立ちを聞かれたのも
家族のことを聞かれたのも

その話のなかでその人がどういう風に周りと接して、周りにどう思われてきたのかが伝わってしまうからなんだろうなあって。




あたしの話しは、どういう風に聞こえて、どういう風に伝わって、どういう思いに聞こえたのか、すごく不安になってこわくなった。


きっと、だめなんだろうなあ。






いつからか憧れていた職業で

その職に就きたいとおもって大学を受けたのも
途中で投げ出してしまったし。


いつからかその職業にも関心がなくなっていたような気もするのだけれど

自分の中ではいまも惹かれる職業で
もしかしたらじぶんに向いているんじゃないかとか思ったりなんかしたりして。




もともとは接客業から離れるつもりはなかったし
その職業も接客業なのだけれども。


ただでさえない自信がさらに無くなってしまった。




あたしはなんで今まで働いてきたのかなあ。


面接官の方が
「長く続くというのは、その仕事が楽しいというのが一番の理由にあるとおもう」
っておっしゃっていて。


「だからあなたも、続けてこれたのでしょう」って。






確かに楽しかった。

いまも凄く凄く、楽しい。


お客さんが笑っていてくれるのが
ありがとうって言ってくれるのが
何よりも嬉しい。


一番思うのは
「また来たい」って思ってもらえるように
「来てよかった」って思える接客をしたいってことで。



だけども、なんだか
あたしの接客って周りに甘えて成り立っているんじゃないかというか。


もちろんどの職種だって一人では成り立たないんだけど、なんていうか、なんていうんだろうなあ。


やっぱり今のままじゃ
いまのあたしじゃ、だめなんだとおもう。