「ごめん、俺、結婚する。」
一瞬目の前が黒くなった。
罪悪感にまみれた彼の顔からは俺たちが恋仲であることをものがたっている。
「わか、…っ」
ことばは発する前に涙へ飲み込まれる。
ぐにゃりとゆがむ彼の顔。
ああ、
わかった。
最近会えないのも、
肌を触れ合わないのも
メールをくれないのも
全部全部全部全部全部全部。
どうやったら好きになってくれるのかなんて考えすぎて逆にくだらないと思う。
だか、その答えを俺は一生かかっても解けないんだろう。
くだらない、
かんたん、
でも
一生俺は解けない。
その先にいけない。
神様、神様、神様。
いるならどうかお願いします。
これから先、悪いことはしません。
だからどうか。
----------
よくわからなくなりました。ぱた
なぜ
なぜ
なぜ
思い通りにならないのですか。努力ですか。想いですか
なぜ
なぜ
なぜ
あなたはわたしのものにならないの
あなたが触れた、指先が、あなたを覚えているのです。
いたずらに触れたあなたはもう忘れているかもしれません。
ですがあなたは最後まで優しかった
どうせ最後なら、冷たくしていただいてよかったのに。乱暴に指の感覚を奪い去ってしまってよかったのに。
まだ、好きです