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18.お風呂の時間

退屈で
面倒で
湯船に溺れながら
考え事などをする

風呂を出ると
考えたネタなどは
すっかり忘れて

17.空に架かる信号機

夕暮れに
信号の赤
太陽が地平に近付く時間
太陽の直射に
三ツ目をしばたたかせる機械は
空に溶ける

それがまた寝ぼけた星の様で
何とも愛しく思えた
大きな三ツ目
空の見つめ

16.目をつぶる事

盲目
何も見えていないから
飾るのは無意味

手で触れずに済む
視界は便利
好きなものも
汚いものも一様に

目を開けたら
何も無かった時の悲しさ


盲目を忘れない

15.穴の先

掘れ
掘れ
ただ一人
黙々と

掘る
掘る
掘る
掘る

暗くなっていく
日が落ちるように
海に潜るように
空の遠くのように

14.くるむ黄昏

毛布にくるまる様に
夕日を纏う
あたたかい黄昏時

黄昏は目覚める
人は眠る
宵まで聞こえる
子守歌
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